■こんな状況のなか売れている中古車はあるのか?
あの人気のヴェルファイアでさえも値落ちとなっているこのタイミングで、販売が好調の中古車はあるのだろうか。
販売が好調な中古車の見極め方法は、流通台数が減少していて、平均価格が横ばいから値上がり傾向となっているという特徴がある。現在そのような動きの車種があるのかと調べてみると見つかった。
その車種というのは現行型のスバルフォレスターだ。中古車の流通台数は5月の大型連休前に約235台のピークを記録し、その後は約200台まで減少。しかも平均価格は3カ月前から約295万円でほぼ横這いだ。やはりコアな人気のスバル車は強いのだ。

■まとめ 今後の中古車市場はどうなる?
緊急事態宣言が解除されたばかりで、今後の見通しを立てるのは非常に難しい。
しかし、解除されたとはいえ、三蜜を避けるなどの新しい生活様式を取り入れていかなければならない。公共交通機関や不特定多数の人が共有するカーシェアリングなどは消毒や換気をしていても、不安を払拭できない。
そこでマイカーの存在が見直されつつある。特にこれまで公共交通機関で出掛けていた若者を中心にクルマの、プライベート性が見直され、クルマが新しい生活様式を実現させるためのアイテムとなりつつあるのだ。
もちろん個人リース、残価設定ローンなどさまざまな所有の提案のある新車は魅力だが、絶対的に価格の安い中古車はさらに手が届きやすい。
注目はホンダが展開している中古車を使用したサブスクリプション(番外コラム参照)だ。今後は運転支援システムが充実したコンパクトカーやSUVのお手頃な中古車に注目が集まりそうだ。
【番外コラム】ホンダ中古車サブスクはどれだけお得なのか?
(TEXT/渡辺陽一郎)
コロナ禍の終息まで、公共交通機関の利用を避けるため、クルマを使いたい人もおられるだろう。そこで注目されるのが、「ホンダマンスリーオーナー」だ。トヨタの@KINTO」などと違って、新車を卸す方式ではなく、ホンダの中古車を定額制で貸し出す。
1カ月単位(最長は11カ月)で借りられ、最も安い月額2万9800円のコースでは、走行距離が2万~4万kmのN-BOXが使われる。
利用料金には任意保険も含まれ、車両補償も付帯される(免責5万円)。全年齢補償で各種の限定もないため、契約者の未成年の子供が運転中に事故を発生させても任意保険を利用できる。
契約者自身の等級が保険の使用で下がっていても支障はない。
大手レンタカーも1カ月単位で借りられるマンスリーコースを用意するが、軽自動車でも7万~10万円の料金設定が多い。補償が付帯されて2万9800円のホンダマンスリーオーナーは割安だ。
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