日産ティアナ無念の生産終了…復活の道はなかったか 中古車がえらくお買い得

コストパフォーマンスの高い3代目

3代目は歴代モデルの中古車のなかで、最もコストパフォーマンスが高いという
3代目は歴代モデルの中古車のなかで、最もコストパフォーマンスが高いという


■中古車流通台数:164台、中古車価格帯:約40万~約273万円、平均価格:約136万円

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 それでは、ティアナの中古車事情を3世代すべて紹介していこう。まずは最終型となった3代目から。

 3代目ティアナの中古車の流通台数は現在164台。3カ月前の2020年6月の時点では約240台流通していたので、減少傾向となっている。

 そして流通している中古車の平均走行距離は3カ月前の約3万kmから約3.2万kmと延びており、この動きに連動して平均価格は3カ月前の約144万円から現在は約136万円まで値落ちが進んでいる。

 直近1年の平均価格の動きを見ても、3月までは約150万円付近をキープしていたが、それ以降は順調な値落ちとなっている。

 3代目ティアナの中古車の価格帯は約40万~約273万円と幅広く、約36台が100万円以下のプライスとなっている。

 グレードでは2.5Xが最も多く、次いで2.5XLナビAVMパッケージ、そして2.5XV ナビAVMパッケージで装備の充実した上級グレードが中心。

 総じて、3代目ティアナの中古車はコストパフォーマンスの高さが際立っている。

歴代モデルのなかで流通台数が最も多い2代目ティアナ

歴代モデルのなかで中古車の流通台数が最も多い2代目ティアナ
歴代モデルのなかで中古車の流通台数が最も多い2代目ティアナ


■中古車流通台数:172台、中古車価格帯:約9万円~約120万円、平均価格:約43万円

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 2008年~2014年に販売された、2代目ティアナの中古車に流通台数は172台と歴代モデルのなかで最も多くなっている。それでも、3カ月前の約210台からは減少傾向となっている。

 中古車の平均走行距離は約6万kmだった3カ月前から現在は約6.8万kmまで延びており、平均価格も3カ月前の約46万円から現在は約43万円まで値落ちが進んでいる。

 2代目ティアナの中古車の価格帯は約9万円~約120万円で、流通している中古車の約97.6%は100万円以下のプライスが付いている。

 グレードでは250XLが約65台で最も多く、次いで250XVの約47台。そしてエントリーグレードの250XEの約24台となっており、4WDモデルや3.5Lモデルは少なめ。またオーテックジャパン製のカスタムモデル、アクシスは4台流通している。

生産終了から10年以上経過しているが豊富な初代

中古車流通台数は発売から10年以上経過しているのにも関わらず68台と多い
中古車流通台数は発売から10年以上経過しているのにも関わらず68台と多い


■中古車流通台数:68台、中古車価格帯:約9万~約90万円、平均価格:約24万円

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 最後は2003年~2008年まで販売された初代ティアナ。中古車の流通台数は3カ月前が約71台。今月は約68台とほぼ横這い。

 生産終了から10年以上が経過しているにも関わらず、流通台数がこれだけあるのは、ある意味立派だ。

 中古車の平均流通距離は約6.3万kmだった3カ月前の時点から現在は約5.9万kmまで減少しているのが特徴だ。

 そして平均価格だが、直近3カ月の間約24万円で停滞しており、底値といえる状況となっている。

 中古車の価格帯は約9万~約90万円とすべて100万円以下となっている。グレードでは230JKが約23台と圧倒的に多く、次いで約13台の230JMそして、230JK Mコレクションの約8台が続いている。

 カスタムモデルのアクシスは約5台流通しており、歴代モデルの中で最も流通台数が多いのが特徴だ。

 ほとんどが50万円以下のプライスとなっており、諸費用を含めた乗り出し価格でも50万円以下という低価格車が中心だが、モダンリビングと称された豪華なインテリアは健在だ。

 人気が価格に反映される中古車だが、やはりティアナはセダン離れという世相を反映してコストパフォーマンスの高い車種となっている。

 ボディサイズや排気量を問わず、100万円で良い中古車を手に入れたいという人には高い満足度を得られるクルマといえるだろう。

次ページは : ティアナの海外仕様、アルティマが日本に導入される可能性は?

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