■三菱 アウトランダーPHEV
続いては、まだ新車も販売されている三菱 アウトランダーPHEVの現行型。2012年12月から販売開始され、すでに約8年半も販売されているロングセラーモデルだ。この長いモデルライフの中で、改良を重ねて進化してきた。
ターニングポイントとなるのは、2015年のマイナーチェンジ。フロントマスクは三菱のデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」を採用し全面刷新された。この後、2018年にPHEVシステムが変更されている。
狙い目なのが、2015年のマイナーチェンジ前のモデルだ。当時のフロントマスクはアクが少なく、やや押し出し感も少ない。その影響もあり中古車相場は割安だ。現在、アウトランダーPHEVの中古車は約445台流通していて、平均価格は約265.4万円。中古車の価格帯は約83万~約452万円となっている。
そのうち、2012年~2015年のマイナーチェンジ前の中古車は約98台流通していて、価格帯は約83万~約210万円。約105台が200万円以下で購入可能となっている。走行距離が延びていない中古車も多く、PHEVを手軽に体験できる1台としてオススメだ。
■スズキ イグニス
最後に紹介するのは、コンパクトSUVのスズキ イグニス。このカテゴリーはトヨタ ライズ/ダイハツ ロッキーが圧倒的なシェアを占めており、イグニスはセールス面で苦戦している。しかしイグニスは高い走行性能と悪路走破性を兼ね備えたオールランダーなのだ。
2016年1月から販売されているイグニスは、全長3.7mという軽自動車並のボディサイズで、高めのアイポイントが生む見晴らしの良いパッケージング、余裕のロードクアランスにより、雪道や荒れた道でも安心して走ることができる走行性能を備えているのが特長。
特に4WD車には、ヒルディセントコントロールに加えて、雪道やぬかるみなどの滑りやすい路面での発進時に、エンジントルクやブレーキが効果的に作動するように制御させることでスムーズな発進をサポートするグリップコントロールも搭載している。
パワートレインは、1.2Lエンジンを加速時にモーターがアシストするマイルドハイブリッドを全車に搭載。JC08モード燃費で28.8km/Lという優れた燃費性能を発揮。
また、ステレオカメラ方式の衝突被害軽減システム『デュアルカメラブレーキサポート』をはじめ、運転支援システムも搭載しており、実力派のコンパクトSUVだ。
現在、イグニスの中古車は約634台流通していて、平均価格は約111万円。中古車の価格帯は約42万~約195万円となっている。そのうち、約240台が100万円以下のプライスが付いており、50万円以下もすでに約5台流通している。
グレード構成は「ハイブリッドMZ」、「ハイブリッドMX」、「ハイブリッドMG」と価格の高い順となっていて、装備の充実したハイブリッドMZを狙うのが良いだろう。
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中古車を購入する場合、安くて良いクルマが欲しい! という人は多いはず。そういうときは人気車を外すことが、中古車購入を成功させる第一歩と言える。
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