初代インテRの中古車が約900万円! 200万円台のインテRとの価格差 高騰と激安の違いとは

■最安ゾーン、200万円前後からの個体は?

170万円前後から流通している初代インテグラタイプR。この価格帯は走行距離は15万kmオーバーのクルマが多い
170万円前後から流通している初代インテグラタイプR。この価格帯は走行距離は15万kmオーバーのクルマが多い

200万円前後の初代インテグラタイプRの中古車情報はこちら!

 そして問題の最安値ゾーンである「200万円前後」というカテゴリーについて。

 ……これはもう玉石混交というか、「玉ではなく石が多めの玉石混交」だ。VTECエンジンがちゃんと回る個体もあるだろうし、回らない個体もあるだろう。

 内装はヤレとスレが目立つ場合が大半だが、内装のヤレが少ない個体もある。だがその場合は、別の部分(機関や足回りなど)のヤレが進行している可能性は高いだろう。

■結論/おススメは300万~350万円あたりから

350万~400万円の価格帯の初代インテグラタイプR。ワンオーナー車もある
350万~400万円の価格帯の初代インテグラタイプR。ワンオーナー車もある

350万~400万円の初代インテグラタイプRの中古車情報はこちら!

 結論としては「一般的にはお勧めしかねる」というのが、この200万円前後の初代ホンダインテグラ タイプRだ。

 せっかく歴史的な価値を持つ、もう二度と似たような車は新車では買えない一台を買うのだから、あと100万円か150万円ぐらいは予算をプラスして、整備とリペアがある程度済んでいる個体を狙うべきだ。なぜならば、そのほうが結局は幸せになれるからだ。

 とはいえこれはあくまで一般論ではある。世の中には「自分でコツコツと中古パーツなどを探し、週末のたびに自分でコツコツ直していく」という行為をこのうえなく好む車好きも少なくはない。

 もしもあなたがそのタイプに該当するのであれば、最安値ゾーンの初代インテグラタイプRを狙うのもまぁ悪くはないのだろう。

 その場合、「結局は高めの中古車を買うのと同じか、それ以上のお金がかかってしまった」となる場合が多いわけだが、イジるのが好きな人は「とにかく自分で部品を手配し、自分で仕上げる」という部分にこそ幸せを感じるため、そこを指摘するのは野暮というものだ。

 クルマというのはオーナー本人が幸せなら、満足できているのなら、それでいいのだから……。

【画像ギャラリー】世界クルマ遺産認定!? 博物館級888.9万円の初代インテグラ タイプRの中身(15枚)画像ギャラリー

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