将来高騰必至!! 「タイプR」を買うなら今でしょ!! 中古車市場のシビックR

英国生まれの逆輸入タイプR

歴代シビックタイプR中古車事情
2代目シビックタイプRのフロントスタイル

 開発コンセプトは“Dangan(弾丸) Hot Hatch”という2代目のシビックタイプRは2001年10月に登場した。シビックタイプRの特徴である「走る・曲がる・止まる」という高い基本性能と、力強さを表現したデザインを誇るエキサイティングな3ドアハッチバックとして登場。

 この2代目シビックタイプRはホンダ車として初めて、英国・Honda of the U.K. Manufacturingで生産され、日本に輸出されるモデルであるのが特徴だ。
外観デザインは“ニュー・ブリットフォルム”をテーマに、エアロフォルムバンパー(フロント/リア)、ストレイキ一体型のサイドシルガーニッシュ、大型テールゲートスポイラーなどの専用パーツを標準装備し、エキサイティングなハッチバック・スタイルを追求。

 弾丸をイメージした個性的で存在感、躍動感のある力強いデザインの中に空力性能を最大限に盛り込み、高速走行時に優れた走行安定性を引き出すエアロダイナミックなフォルムを実現している。

 また、ボディはスポーツ走行時の応答性と限界性能の向上を目指し、ボディ骨格部材の約60%に高張力鋼板を使用。軽量化、ならびに徹底した高剛性化を図った新骨格ボディを採用。加えて優れた運動性とユーティリティを高次元で両立させる3ドアハッチバック専用のパッケージングとなっている。

 大人2名が十分にくつろげるリアシートをもつ広い室内空間を持ちながら、オーバーハング部を徹底的に短くし、高い運動性能を実現。また、ショートノーズながら、世界最高水準の衝突安全性を実現する高効率なパッケージングが特徴だ。

 インテリアは“ダイレクトドライビング”をテーマに、ドライバー優先のスポーティーでパーソナルな空間を創出。個性的なインパネ配置のアルミシフトノブは、操作性向上のため、形状、ストローク、操作荷重に至るまできめ細やかにチューニングされている。

 搭載するエンジンは、高回転時に吸・排気バルブタイミング・リフト量を切り替えるVTECと、吸気バルブタイミングの位相をエンジン負荷に応じて連続的に制御するVTC(Variable Timing Control)を組み合わせた最高出力215ps、最大トルク202N・mを発生する高回転・高出力型2.0L 直列4気筒DOHC i-VTEC。

 組み合わされるトランスミッションは6速MTで、クラッチには超軽量鍛造クロムモリブデン鋼フライホイールを採用し、俊敏なエンジンレスポンスと鋭い加速性能を実現している。2004年1月にマイナーチェンジを行い、内外装を変更すると同時に盗難防止効果の高いイモビライザーを標準装備した。

 現在、2代目シビックタイプRの中古車は約42台流通していて、平均価格は約155.5万円。中古車の価格帯は約79.8万~約248万円だ。

 約1年前の2021年8月当時は約27台流通していて、平均価格は約132.6万円。中古車の価格帯は約98万~約248.9万円だった。中古車の流通台数の増加に伴い値上がり傾向となっている。それでも歴代シビックタイプRの中では最もリーズナブルなモデルだ

シリーズ唯一の4ドアセダンのタイプR

3代目シビックタイプRのフロントスタイル
3代目シビックタイプRのフロントスタイル

 3代目となるシビックタイプRは2007年3月に登場。これまでは3ドアハッチバックだったが、3代目シビックタイプRは4ドアセダンとなり、サーキットを含むあらゆる走行シーンで、人とクルマの一体感ある操るよろこびを目指して開発されている。

 シャシーはシビックの高いボディ剛性や優れたレイアウトを活かし、軽量、高剛性ボディを実現。ベース車(シビック2.0GL)に対し、軽量化と剛性力のアップを図り、従来のインテグラ TYPE R比で、ボディ剛性約50%向上させている。

 さらに、専用サスペンションと高性能な専用18インチタイヤ、トルク感応型ヘリカルLSD、耐フェード性に優れた大径ブレーキなどの採用により、中高速コーナーでの高い旋回性能と、操縦安定性を獲得し、操る楽しさを達成している。

 外観デザインは「ピュアスポーツモノフォルム」をテーマに、空気を滑らかに流す面とシャープなエッジで構成。大開口のフロントバンパー&フロントグリル、リアバンパー&リアディフューザー、大型リアスポイラー、サイドシルガーニッシュなど空力性能に優れ、スパルタンな印象を醸し出す専用エアロパーツを採用している。

 インテリアは「サーキットコクピット」をテーマに、全体を黒基調とし、人とクルマの一体感を感じられる、操る楽しさを追求。専用の「Honda R specシート」(フロント)は、バケットシートで、ドライバーを面全体で包むようにし、高いホールド性で運転をサポートしてくれる。

 また、専用メーターパネル「i-VTEC/REVインジケーター」は、マルチプレックスメーター(自発光/レッド照明)の配置を活かし、サーキット走行などの高速走行時でも視線移動を少なく、運転に集中できるように、エンジン回転数を赤いランプの点灯で表示可能だ。

 搭載する2L直列4気筒DOHC i-VTECエンジンはへッドポート処理の伝承により、ポート表面を滑らかにし吸排気抵抗を低減。さらに圧縮比を向上、インテークマニホールド及びエキゾーストマニホールドの最適化により高回転、高出力とともに実用域のトルクを向上したことで、最高出力225ps、最大トルク215Nmを発生している。

 トランスミッションは、6速MTが組み合わされ、ブレーキシステムはフロントに17インチのブレンボ社製のアルミ製対向4ポットキャリパーを採用。さらに専用18インチハイパフォーマンスタイヤ、ポテンザRE070を採用するなど走る楽しさを徹底追求したレーシングテイストを味わえるスポーツモデルに仕上げられている。

 2008年9月に一部改良を行い、電動格納式リモコンカラードドアミラーの標準装備化や新形状のリアコンビネーションランプを装着。そしてボディカラーに新色の3色を追加した。

 現在、3代目シビックタイプRの中古車は歴代モデルの中で最多の約136台。平均価格は約294.7万円。中古車の価格帯は約176万~約660万円。

 約1年前の2021年8月当時、3代目シビックタイプRの中古車は約103台流通していて、平均価格は約266万円。中古車の価格帯は約155万~約1248.8万円だった。1年前には限定車の無限RRが流通していて、最高値が1000万円オーバーとなっていた。

 現在は、こういった無限RRは流通していないが、1年前より平均価格は約30万円アップしている。

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