出るはずの新車が出ず中古車が値落ちしない
中古車のタマ不足という状況で、新車と中古車との関係も大きく変わっていった。
これまで、新車としてフルモデルチェンジすれば、既存のモデルは一気に値段が下がるのが中古車市場のトレンドだった。ところがこの圧倒的なタマ不足の状況下にあることから、フルモデルチェンジだからと言って、いままでよりも値落ち幅は少なくなっているという。
しかも新型車は部品不足などで、それまで予定していたモデルチェンジがなかなかうまくいかなくなっている。
「新型はモデルチェンジの情報はあらかじめ流れてくるんですが、結局予定通りには発表されず、『出る出る詐欺』のようになっており、発売が次々に延期になっています。以前のようにモデルチェンジが決まっても明確に価格が低下するような状況ではなくなっているのかなと思います」(中古車の事情通)
中古車バブルは一体いつまで続くのか。
「半導体不足等による新車の供給不足が続く限り、中古車市場の高騰は続くと思われます。コロナ禍で新車の販売が何度も『〇〇頃に回復する』という観測はありましたが、いずれも当初の見通しより長期化している状況です。もちろん断定は出来ませんが、少なくとも今年いっぱいはダメ、来年も厳しく、このような状況は3年程度続くのではないかと見ています」(中古車業界の事情通)
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