15代目クラウン中古価格値上がりへ 新型モデル発表後の中古車市場に変化アリ!!

流通台数減少!? 13代目・14代目クラウンの中古車を買うなら今がチャンス!

 2012年12月に登場した14代目となる旧型クラウンは、キャッチコピーの「CROWN Re BORN」どおり、原点に立ち返り、クラウンの本質である優れた乗り心地や高い静粛性を磨き上げた。

 ロイヤルとアスリートの差別化が明確化。アスリートは、王冠を連想させ、スポーツモデルとしての機能性も感じさせるグリル形状を採用し話題となった。

 搭載しているパワートレインは、ロイヤルは2.5L V6エンジン+6速AT。アスリートは2.5L V6エンジン+6速ATに加えて、3.5L V6エンジン+8速AT。さらに両モデル共通で2.5Lエンジンのハイブリッドシステムを用意している。

 14代目クラウンのロイヤルの中古車は現在、約410台流通していて、平均価格は約187.8万円。価格帯は約95万~約385万円となっている。いっぽうの、アスリートの中古車は約858台流通していて、平均価格は約238万円。中古車の価格帯は約114.9万~約580万円となっている。

 2022年3月の時点では、ロイヤルは約500台流通していて、平均価格は約189万円。価格帯は約97万~約370万円。アスリートは約1050台流通していて、平均価格は約244万円、価格帯は約129万~約600万円だった。

 ロイヤル、アスリートともに値落ち傾向となっているが、中古車の流通台数の減少が目立つ展開だ。

 そして、2008年に登場した13代目クラウンは、ロイヤル、アスリートに加えてハイブリッドが追加されたモデルだ。搭載するエンジンはロイヤルが2.5L、3LのV型6気筒。アスリートは2.5Lそして3.5LV型6気筒エンジン。組み合わされるトランスミッションは6速ATとなっている。

 現在、13代目クラウンの中古車相場を見てみると、ロイヤルは約340台中古車が流通していて、平均価格は約75.8万円。価格帯は約37万~約179万円となっている。アスリートは、約574台流通していて、平均価格は約97.9万円。価格帯は約35.8万~約209.9万円となっている。そしてクラウンハイブリッドの中古車は約150台流通していて、平均価格は約90.5万円。価格帯は約45万~約224.8万円だ。

 2022年3月当時、ロイヤルの中古車は、約380台流通していて、平均価格は約78.4万円。価格帯は約35万~約187万円。アスリートは約590台流通していて、平均価格は約96.5万円、価格帯は約30万~約218万円。クラウンハイブリッドの中古車は約160台流通していて、平均価格は約93万円。価格帯は約49万~約228万円だった。

 13代目クラウンはどのモデルも値落ち傾向となっているが、中古車の流通台数は減少傾向となった。

 15代目の旧型から13代目のクラウンの中古車事情を見てみたが、値上がり傾向を示したのは旧型のみで、そのほかのモデルは値落ち傾向となっている。懸念材料はすべてのモデルに共通して中古車の流通台数が減少していることが挙げられる。

 特に旧型クラウンの中古車の流通台数の減少はかなり驚異的で、この動きが続けば値上がり傾向はさらに顕著になるだろう。

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