■旧型アルヴェルは今が底値。価格は再び上昇傾向
すでに新型アルファード/ヴェルファイアの新車の受注はストップしているので、これからオーダーしても最低でも1年以上は手に入らない状況だ。それでは、旧型となった30系アルファード/ヴェルファイアを手に入れるという選択肢を考えてみたい。
中古車相場が最も変動するのは、世代交代となるフルモデルチェンジのタイミングだ。アルファード、そしてヴェルファイアも、流通している全中古車の平均価格はこの1カ月で、アルファードは26万円ダウン。ヴェルファイアは16万円ダウンと大きく値落ちしている。
しかし、この値落ちも永遠に続くわけではない。知り合いの中古車販売店に確認すると、すでに旧型のアルファード/ヴェルファイアのオークション価格はV字回復しているので、そのうち小売価格も上昇するでしょうとのこと。
まさに旧型のアルファード/ヴェルファイアの中古車を買うなら、まだ店頭価格が下がっている今ということになるのだ。
新車のアルファード/ヴェルファイアが手に入らないのであれば、旧型の高年式・低走行の未使用中古車を探してみたい。
大手中古車検索サイトで、2023年式、走行距離500km以下という条件で検索してみるとアルファードは約75台ヒットし、価格帯は約348万~約1,080万円となっている。一方のヴェルファイアはヒットせず0台だった。したがって、旧型の未使用中古車はアルファードのみ狙えるということとなっている。
旧型のアルファード/ヴェルファイアの流通台数と平均価格を比較すると、流通台数が約2,100台のアルファードは平均価格約441.8万円。ヴェルファイアは約1,500台流通していて平均価格は約346.5万円と、アルファードの流通台数多く、平均価格も100万円ほど高くなっている。
これはヴェルファイアが2021年4月の一部改良で、グレードが集約されたことだけでなく、ヴェルファイアよりアルファードの人気が高いことを表しているのだ。
■2年落ち程度の中古車は新車とほぼ同じ価格
未使用車はアルファードしか手に入らないため、2021年4月の一部改良以降のクルマで、走行距離5,000~1万kmという高年式中古車を検索してみた。
その結果、旧型アルファードは約86台流通していて、価格帯は約370万~約868万円。ヴェルファイアは約3台流通していて、約463万~約569万円となっている。
さすが人気車種らしく2年落ち、走行距離1万km以下の中古車でも新車価格と変わらない相場となっているのだ。
それでは、アルファードの人気を不動のモノとした2017年のマイナーチェンジ以降の3年~5年落ちで、走行距離3万~5万kmで検索すると、旧型アルファードは約345台ヒットし、約269.8万~約1,848万円。旧型ヴェルファイアは約266台ヒットし、269.9万~777万円となっている。
アルファードに4人乗りのロイヤルラウンジが流通しているため、高くなっているが、それを除くとアルファードとヴェルファイアの価格帯は変わらない状況だ。
さきほども書いたが、すでにオートオークションでは値上がりとなっているので、旧型のアルファード/ヴェルファイアの中古車は早めに購入したほうが良いのは間違いない。
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