新型の登場が2020年5月下旬に迫っているハリアー。登場から6年2ヵ月が経つモデル末期とはいえ、いまだに人気は衰えていない。
そこで、現行ハリアーの中古車相場を調べ、新型ハリアーの情報が流れてから、中古車相場は下がってきたのか、徹底調査!!
ほかのSUVと比べ、中古車相場は下落していないのか? 今が狙い目なのか? モータージャーナリストの萩原文博氏が解説する。
文/萩原文博
写真/ベストカーWEB編集部
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日本市場専用モデルとして復活した現行ハリアー
初代ハリアーはまだ“RV”と呼ばれ、三菱パジェロやトヨタハイラックスサーフなどが人気だった1997年12月に、乗用車のシャシーを流用しオンロード重視したオンロードでの乗り心地を重視したプレミアムSUVとして登場。一気に国産クロスオーバーモデルのマーケットを席捲し、SUVブームの礎を作ったモデルだ。
2003年2月に登場した2代目ハリアーはハイブリッド車を追加され、その人気は盤石のものとなった。
しかしハリアーの海外仕様モデルとして販売されていた、レクサスRXの日本市場導入によってハリアーの販売終了がアナウンスされた。
その後、販売現場からの強い要請によって、2013年12月に3代目となる現行型ハリアーは日本市場専売モデルとして登場。
登場から6年が経過した2019年の年間販売台数は3万6249台の25位。エクストレイルが24位、フォレスターが28位であることを考えると人気の衰えが少ないのはさすがといえる。
■2019年SUV新車販売台数
1位(総合14位):5万5586台 ホンダヴェゼル
2位(総合15位):5万5677台 トヨタC-HR
3位(総合16位):5万3965台 トヨタRAV4
4位(総合24位):3万6505台 日産エクストレイル
5位(総合25位):3万2469台 トヨタハリアー
6位(総合26位):3万2384台 スバルフォレスター
7位(総合29位):3万1538台 マツダCX-5
8位(総合31位):2万8475台 ランドクルーザー200
9位(総合36位):2万3294台 マツダCX-8
10位(総合40位):1万6601台 トヨタライズ
そんなSUVのロングセラーモデルのハリアーだが、すでにベストカーwebでも報告しているように、2020年5月下旬にフルモデルチェンジを予定しているという。
2019年にRAV4が発売されたこともあり、ハリアーはポルシェカイエンやメルセデスベンツGLCといった欧州のプレミアムブランドのSUVにラインナップされているクーペスタイルに変わり、サイズアップ&クオリティアップし、上級車にシフトする。車両本体価格も上昇するのではないかと言われている。
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