話題のC-HRはライバルを超えるのか!? 実燃費を検証!!

話題のC-HRはライバルを超えるのか!? 実燃費を検証!!

 発売後1カ月の初期受注台数が約4万8000台と、好調なスタートを切ったC-HR。

 激戦区のミドルサイズSUVカテゴリーにおいて、“燃費”でもライバルを圧倒できるのか!? ハイブリッドとターボというエンジン違いの2台のC-HRと、ライバル3車種の実燃費を検証する。

 文:編集部
写真:平野学


まずは国産SUV全5モデルのカタログ燃費をチェック

 コンパクトSUVは、今や世界的に最も人気の高いカテゴリーにまで成長した。

 そんなSUVのなかから、今回燃費テストにエントリーしたモデルは、C-HRターボとC-HRハイブリッド、そして、CX-3、ヴェゼルハイブリッド、エクストレイルハイブリッドの計4車種5モデルだ。

 まずは、各モデルのカタログ燃費をチェック。

最新人気SUV 5モデル 主要諸元
最新人気SUV 5モデル 主要諸元

 カタログに掲載される燃費=JC08モード燃費では、C-HRハイブリッドが30.2km/Lと5台中最も優秀な数値を誇る。

 これにヴェゼルハイブリッドが続き、唯一のガソリンターボ車となるC-HRが15.4km/Lという燃費値だ。

ヴェゼルハイブリッドは、フィットと同じく1.5Lエンジンにモーターを組み合わせるi-DCDを採用。5モデル中唯一のデュアルクラッチトランスミッションを搭載する
ヴェゼルハイブリッドは、フィットと同じく1.5Lエンジンにモーターを組み合わせるi-DCDを採用。5モデル中唯一のデュアルクラッチトランスミッションを搭載する

 その他、燃費に関わる要素でいうと、ダウンサイジングターボのC-HR S-Tのみ4WDで、その他4モデルの駆動方式はFF。4WDのC-HRは燃費に不利と予測でき、この点は割り引いて考える必要がありそう。

 燃費に影響を及ぼすパワーユニットは、ハイブリッドとディーゼル、ダウンサイジングターボと多彩で、エンジン排気量もバラバラだが、これが燃費にどう影響を与えるのか?

 燃費計測に使用したルートは……

  • 1.編集部(文京区)から首都高速・東名高速を経由し、須走へ(距離:約120km)
  • 2.須走から篭坂峠経由で河口湖へ(距離:約35km)
  • 3.河口湖から中央道・首都高を経由し、編集部へ

 という3つの区間で燃費計測を行った。

テストは高速道路だけでなく、アップダウンの多い区間も盛りこみ実施。3つのルートで実燃費にも特徴的な結果が表れるか?
テストは高速道路だけでなく、アップダウンの多い区間も盛りこみ実施。3つのルートで実燃費にも特徴的な結果が表れるか?

 高速道路、一般道、アップダウンのある道路など、さまざまなコンディションで燃費はどう変化するのか?

次ページは : C-HRハイブリッドがNo1も、ターボと思った以上の燃費差にさて、気になる燃費は、下表のとおり。

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