新車を購入する時、なるべく出費を抑えようと思うあまり、本来付けたかったメーカーオプションをケチって付けず、後々になって、やっぱり付ければよかったと、後悔したことはないだろうか?
そこで、メーカーオプションはどんなものがあるのか? 人気車の人気のメーカーオプションとともに、後悔しないための新車購入時に付けるべきお薦めメーカーオプションを紹介しよう。
文/岩尾信哉
写真/ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】人気モデル7車の人気のメーカーオプションTOP3
メーカーオプションとディーラーオプションの違い
本題に入る前に、メーカーオプションとディーラーオプションとの違いについて説明しておきたい。
メーカーオプションというのは、メーカーの生産過程で取り付けるオプションのこと。
つまり、新車が完成し、ディーラーに届いた状態では取り付けることのできないオプションだ。代表的なものに、サンルーフやルーフレール、本革シート、そして衝突軽減ブレーキなどの先進安全装備などがある。
こうしたメーカーオプションに対して、販売店で取り付けるオプションがディーラーオプションだ。
メーカーオプションとは違い、後からいくらでも取り付けられる。代表的なものとしてはフロアマットやドアバイザー、コーナーポールなどがある。
ちなみにナビゲーションシステムに関してはメーカーオプションのほかにも、ディーラーオプションでも選べるものがあるが、Tコネクトやホンダコネクトなど通信系ナビとして使いたいならメーカーオプションのナビがお薦めだ。
ケチらずに付けておきたいお薦めメーカーオプション
さて、ここからは新車をオーダーする際に、ケチらずに付けておきたいメーカーオプションを挙げてみたい。新車が手元に来てから、「付けておけばよかった」と後悔しないためにも、慎重に検討してほしい。
なお、別項の画像ギャラリーに、人気7モデルの人気のメーカーオプションTOP3を紹介しているので見てほしい。
【画像ギャラリー】人気モデル7車の人気のメーカーオプションTOP3
LEDヘッドライト
付けるべきか、やっぱりもったいないかと、迷うメーカーオプションの代表例はLEDヘッドライトかもしれない。
価格設定が微妙な位置づけになっていることが問題で、たとえばフィットのLEDヘッドライト(7万1500円、BASICのガソリン車以外は標準装備)や、ヤリスのLEDランプセットは8万2500円と、概ね10万円弱の装備となる。
はたしてこの価格を払うべきかどうかは、ハロゲンヘッドライトに比べ、値段相応に安全性を損なうような性能差があるかどうかを含めて、「忘れてはいけない装備」とまでは正直言いにくい。
むろん、夜間走行が多いユーザーには、光の強度や照射距離などを含めて文句なしに薦めておきたい。
アクセサリーコンセント
地味ながらも便利装備として、チェックしておきたいオプション装備が「アクセサリーコンセント(AC100V・1500W/1個/非常時給電システム付き)。小型家電を使えるような1500Wの給電システムを備えることが大きい。
なにより、大型ミニバンやSUV以外にも、カローラ(セダンを除く)やシエンタといったコンパクトクラスにも設定されていることに意味がある。
ヤリスでのオプション価格は4万4000円と値が張るようにも感じるが、万が一の災害が起きた時に給電装置として使える、これが非常に大きいポイントだ。
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