トヨタのミドルクラスSUVである「RAV4」。2025年12月にHEVが発売になり、2026年3月にはPHEVモデルも発売されました。PHEVには「GR SPORT」も設定され、どれを買うべきかと悩んでいる人も少なくないでしょう。
価格だけを見ればHEVを選びたくなるところですが、PHEVには補助金があり、さらにランニングコストまで考慮すると、実はその差は大きくありません。装備や走りだけでなく、5年間乗った場合の実質負担額まで含めて、新型RAV4のベストバイを考えます。
文:yuko/写真:TOYOTA
【画像ギャラリー】HEVもPHEVもGR SPORTまである!! どれも魅力的なトヨタ新型「RAV4」(21枚)画像ギャラリー価格差は最大140万円!! まずは比較する3台を整理
今回比較するのは、車両本体価格が税込490万円の「Z(HEV)」、税込600万円の「Z(PHEV)」、そして税込630万円の「GR SPORT(PHEV)」の3モデルです。 HEVには税込450万円の「Adventure」もラインナップされていますが、今回は装備が充実しており個人ユーザーからの人気が高い上位グレードの「Z」を比較対象としました。
3モデルはいずれも2.5L直列4気筒エンジンとE-Four(電動4WD)を組み合わせたモデルですが、フロントモーターの出力には大きな差があります。 HEVの最高出力100kW(136PS)/最大トルク208N・mに対し、PHEVの2モデルは最高出力151kW(206PS)/最大トルク272N・mを発生します。前輪側だけで約1.5倍にあたる51kW(70PS)もの出力差があり、アクセルを踏み込んだ瞬間の力強さは別次元です。
さらにPHEVには、22.68kWhの大容量リチウムイオンバッテリーによるEV走行性能という強みもあります。満充電からのEV航続距離はZ(PHEV)で151km、GR SPORTでも145kmを確保しています。日常の買い物や通勤であれば、エンジンをほとんどかけずに電気だけで過ごせるケースも多いはずです。
装備もそれぞれ特徴があります。 Z(HEV)の18インチアルミホイールや合成皮革シートに対し、Z(PHEV)は20インチアルミホイールやウルトラスエード×合成皮革の高級シートを採用し、上級SUVとしての質感を引き上げています。
ただ、PHEVのほうが装備充実しているのかというとそうではなく、たとえばシートヒーター(快適温熱シート)は、Z(HEV)では後席左右にも標準装備されますが、Z(PHEV)やGR SPORTでは前席のみの設定となります。ファミリー用途で後席の快適性を重視する場合、Z(HEV)にアドバンテージがあります。
最上級グレードの「GR SPORT」は、走りとデザインをさらに磨いたモデルです。専用20インチアルミや大型ホイールアーチモール、専用スポイラー、レッド塗装のブレーキキャリパー、GRロゴ入りスポーツシートに加え、フロントのGRパフォーマンスダンパーやリヤサスペンションメンバーのGRブレースを追加。Z(PHEV)より30万円高い価格設定ですが、専用装備は見た目だけでなく、ボディ剛性向上による操縦安定性にも踏み込んでいます。
ただGR SPORTは、Z(HEV)とZ(PHEV)が対向車や前走車を遮光しながらハイビームを維持する「AHS(アダプティブハイビームシステム)」を標準装備するのに対し、単純な自動切り替え機能である「AHB(オートマチックハイビーム)」にとどまります。最上級グレードだからといって、すべての装備が上位というわけではない点は、購入前に確認しておきたいポイントです。
























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