2019年9月にフルモデルチェンジを果たしたトヨタのカローラツーリング。早いもので間もなく登場から1年となる。TNGAの採用、安全性能の向上、スタイリッシュに進化したデザインも相まって、6月の販売台数4330台、ここまでの累計2万6790台と、売れに売れている。
今年(2020年)5月、そんなカローラツーリングに設定された、2.0Lエンジン初搭載モデル「2000Limited」。残念ながら500台限定、そしてあっという間に売れ切れてしまったのだが、乗ってみるといーんだなこれが!!!
■カローラツーリング2000Limitedここがポイント
・170ps/20.6kgmの2L NAエンジンを搭載
・ダイレクトシフトCVTはパドルシフトで10速マニュアル操作が可能
・専用デザインの17インチアルミホイール装着
・シルバー塗装のルーフレールを採用
・ブラック基調のインテリアは、専用デザインのレッド加飾センタークラスターを採用
・オプティトロン3眼メーター採用
【画像ギャラリー】街中も高速も山道もイケる! 頼もしすぎ「2000Limited」をギャラリーでチェック!!!
※本稿は2020年7月のものです
文・写真:ベストカー編集部/撮影:平野 学
初出『ベストカー』2020年8月10日号
■170ps/20.6kgm 2L NA搭載!!! なーんで500台の限定なの!?
トヨタ、ちょっと慎重すぎやしませんかね~?
カローラツーリングに5月13日追加された「2000Limited」。その名のとおり、2Lエンジンを積んだ新グレード……、かと思ったら、これが特別仕様の扱いで、しかも500台数限定。あっという間に完売してしまった。
お値段は262万200円。「ハイブリッドS」とほぼ同じ価格で、1.8W×Bに対して約25万円、1.2ターボW×Bの約16万円、それぞれプラスという、絶妙な価格設定。どう考えても「売れる」って思うよね、実際。
パワートレーンはRAV4や新型ハリアーなどにも搭載される新世代直4、2L NAで、トランスミッションは発進用ローギアを別に持つ「ダイレクトシフトCVT」で、これもRAV4などと同じなのだが、カローラツーリングではパドル操作でマニュアル操作できる10速ステップを付けているってのがポイント。
これがね、カチャカチャいじりながら走らせると面白いのよ!
ダイレクトシフトCVTはワイドなギアレシオにできるのがメリットで、マニュアルモードにすると10速に入るのは100km/h付近。
パドルでシフトダウンすると9速で200回転ほどしかエンジン回転は上がらない。超クロスステップだ。
さらに定速でシフトダウンすると、8速ではプラス300回転、以下のギアでは1ステップあたり500回転というクロスギア比だから、コーナー入り口でブレーキングしながら“パンパンパン!”と小気味よくシフトダウンすると、「おっ! 楽しーじゃん!」となるわけです。
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