愛らしいイタリアの小型車フィアット500のスポーツモデル「アバルト595」は、日本でも人気の高い小型輸入車のひとつだ。そのアバルト595に、ブラックのボディとゴールドのアクセントを組み合わせた限定車「スコルピオーネオーロ」が登場した。
なぜ愛らしいアバルト595から、ちょいワル風に仕立てた限定車が誕生したのか?その理由と限定仕様の特徴について紹介しよう。
文:大音安弘、写真:FCAジャパン
【画像ギャラリー】シブさ満点!! アバルト595スコルピオーネオーロ
ネオクラシックなコーディネートの理由
FCAジャパンは、2020年11月7日、フィアットの高性能モデル「Abarth(アバルト)」の主力モデルであるAbarth 595(アバルト595)の限定車「Abarth 595 Scprpioneoro(アバルト595スコルピオーネオーロ)」を発表した。
価格は、5速MTが368万円、セミオートマチックとなる5速AMTが379万円となる。それぞれの仕様で、それぞれ左・右ステアリングが用意。ボディカラーは、ブラックのみとなる。
スコルピオーネオーロは、世界限定2000台の特別仕様車で、主要マーケットのひとつに数えられる日本には200台が導入。
現在、アバルト公式サイトでは、2020年11月21日まで、最初の50台の先行予約受付を実施中で、応募者多数の場合は、抽選が行われる。
ブラックのボディにゴールドのアクセントが輝く仕様が特徴となる限定車だが、クルマ好きの中には懐かしさを覚える人もいるはずだ。
それもそのはずで、スコルピオーネオーロは、1970年~80年代に活躍したアバルトのホットハッチ「アウトビアンキA112アバルト」に、1979年に設定された限定車「タルガ オーロ」のオマージュなのだ。そのカラーリングの特徴に現代的なアレンジを加え、595へと受け継いでいる。
ゴールドのアクセントが輝くチョイワルなアバルト
ベース車は、日本にも導入されるアバルト595ツーリスモで、基本的なスペックは共通だが、元々、エントリーモデル595よりもパワーアップが施されており、より高性能化されているモデルだ。
エクステリアの特徴は、なんといってもゴールドのアクセントだ。ボディストライプ、ボンネットのスコーピオンのデカール、ボディサイドのアバルトステッカー、限定車名などのエンブレム、専用デザインのアルミホイールの全てがゴールド仕様に。
そのアクセントを強調すべく、マットブラックのチェッカードルーフやブラック仕上げのブレーキキャリパーが組み合わされている。
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