ニューヨークで北米仕様の新型「Z」が発表となってから5か月、東京オートサロン2022(幕張メッセにて1/16まで開催)の場で、ついに日本市場向けの「Z」として発表された。その名はもちろん「フェアレディZ」。日本特有のネーミングは今回も継続となる。
標準モデルのフェアレディZのほか、240台限定の特別仕様車「Proto Spec」と、アフターパーツを装着したコンセプトカー「フェアレディZ CUSTOMIZED PROTO」も併せて発表された。
いよいよ登場となった、新型フェアレディZ。新世代の超名門スポーツカーの注目ポイントを確認しつつ、発表によって明らかとなった「弱点」についても、確認していこう。
文:吉川賢一
写真:エムスリ―プロダクション、NISSAN
Proto Specは696万円で2022年6月末発売開始!!
新型フェアレディZ発表記者会見の直前、トヨタのプレスカンファレンスで、豊田章男社長が「Zには負けないよ」という発言をしていた。そのバトンを受け、新型フェアレディZ発表の場で、日産のCEO 内田誠社長は「私も(トヨタには)負けません!!」と発言。居合わせた人たちは大いに沸いた。
その名も「イカズチイエロー」と呼ぶ、イエローカラーが鮮やかな特別仕様車「Proto Spec」は、2020に公開した「フェアレディZ」プロトタイプから着想を得た特別仕様車であり、北米仕様でもおなじく240台限定で販売されたモデルだ。
専用カラーのレイズ製19インチアルミ鍛造ホイール(チタニウムゴールド)、4輪アルミキャリパー対向ピストンブレーキ(イエロー)などを特別装備し、インテリアにも、イエローのアクセントが入った本革スエード調ファブリックコンビシートのほか、インストパネル、ドアトリムクロス、MTシフトノブブーツ、ニーパッドなどに、イエローの専用カラーステッチが施されている。
新型フェアレディZは、このProto Specを皮切りに、2022年6月下旬頃より販売となるとのこと。Proto Spec は、2月より予約受注が開始され(WEB予約限定)、価格は税込696万6300円だ。
ちなみに、新型フェアレディZ発表の後、豊田章男社長がなんと日産ブースを電撃訪問。その場にいた、新型Zの商品企画のトップ、田村宏志CPS(チーフプロダクトスペシャリスト)と、壇上の新型のフェアレディZを前に談笑する、という一幕をみせてくれた。
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