コスパで選ぶミニバンオススメモデル＆グレード3選 2023最新版

　ファミリー層の足としてまだまだ存在感あるミニバン。まして昨年（2022年）はノア（トヨタ）、シエンタ（トヨタ）、セレナ（日産）と相次いで新型も発表・発売された。群雄割拠のなかコスパの観点からオススメのミニバン、その推しグレードをご紹介！

※本稿は2022年12月のものです
文／ベストカー編集部、写真／ベストカー編集部 ほか、監修／渡辺陽一郎
初出：『ベストカー』2023年1月26日号

■ミニバンコスパNo.1…トヨタ シエンタ（1.5L・G・2WD・7人乗り／234万円）

　シエンタは、ミニバンのなかでも特に割安感がある。GやZでは、ハイブリッドの価格が純内燃エンジンよりも35万円高いが、購入時に納める税額の違いを差し引くと約25万円に縮まる。

　それでも推奨度の高いパワーユニットは純内燃エンジンだ。理由は2つある。

　まずは純内燃エンジンも、WLTCモード燃費が18.3km/L（7人乗り）に達すること。ノア/ヴォクシーなどのミドルサイズミニバンに比べて、純内燃エンジンも燃料の節約効果が高い。

　コンパクトカーもそうだが、ボディが軽くエンジン排気量の小さな価格の安い車種ほど、純内燃エンジンの効率のよさが際立つ。

　2つめの理由は、最近の新車の価格は15年前に比べて1.2～1.4倍に高まったが、シエンタならお得感がある点だ。

　全般的に今のクルマは安全装備や環境性能の向上が著しく、商品進化を考えると以前よりも割安だが、300万円を超えると購入が難しくなる。その点、シエンタは財布に優しいモデルといえる。

　ちなみにファミリー層の場合、価格の上限を200万円と考えることが多い。そうなるとシエンタでは、純内燃エンジンを搭載し、実用装備を充実させたGの7人乗りがベスト。

　価格は234万円で200万円を超えるが、ミニバンとしては充実装備で格安感がある。5人乗りのGに比べて、4万円の上乗せで3列目のシートが加わることも魅力になる。

●トヨタ シエンタの推しグレード：1.5L・G・2WD・7人乗り
・ガソリン車でもモード燃費18.3km/L
・実用装備が充実している！
・5人乗りGより4万円高いが3列目シートもある

●トヨタ シエンタ（1.5L・G・2WD）主要諸元
・ボディサイズ：全長4260×全幅1695×全高1695mm
・車重：1280kg
・最小回転半径：5.0m
・パワーユニット：1.5L、直3（120ps/14.8kgm）
・燃費：18.3km/L
・燃費：234万円

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