最近やたらとヴォクシーを見るようになった。そこで自販連の新車販売台数データを見ると直近の8月では全体の7位、6542台(前年比194.1%)と絶好調のようだ。方や納期1年以上で大人気のアルファード&ヴェルファイアは540万円以上ともはや手に出せない価格帯になってしまった。ということで、アルファード&ヴェルファイアよりヴォクシーのほうがいい理由を解説していきたい。
文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカーWeb編集部、トヨタ
■ライバルのセレナやステップワゴンよりも頭1つリードしている
新型アルファード&ヴェルファイアに試乗した後、その高級感に圧倒されたものの、その反面、随分価格が高くなったなあと嘆いたのがきっかけで、先日、レンタカーのヴォクシーハイブリッドを借りて乗ってみた。
新型アルファードは、先代まであった下位のグレードがざっくりと削られ、最も安いZのガソリンFFモデルでも540万円スタートという状況。先代までだと、最廉価のXが300万円代後半だったが、いまやオプション付けると600万円オーバーの世界。
しかもアルファードは今注文しても、2024年8月までの生産分は完売となり、納期は1年以上と聞く。となれば、「ノア&ヴォクシーにしようか、でもワンランク下げるような感じがして嫌だなあ」という人もいるだろう。
とはいえ、ヴォクシーも人気車だから、長納期の状況はそんなに変わらない。トヨタディーラーに聞いてみると、ハイブリッドは11~1年1カ月、ガソリン車は6~7カ月とのことだった。
そんな新型アルファード購入を考えているユーザーの立場に立って、ヴォクシーを見ていこう。
その前にノア&ヴォクシーがどれだけ売れているか、参考までにデータを見てほしい。直近3カ月では、以下の通り、ヴォクシーは6月8739台、7月8661台、8月6542台と、それぞれ新車販売ランキングで6位、6位、7位と絶好調で、ライバルのセレナやステップワゴンと比べても1歩も2歩もリードしている。
■2023年6月新車販売台数ランキング
5位:ノア、10031台(233.2%)
6位:ヴォクシー、8739台(207.7%)
9位:セレナ、7898台(222.9%)
21位:ステップワゴン、2835台(83.9%)
■2023年7月新車販売台数ランキング
4位:ノア、9736台(194.3%)
6位:ヴォクシー、8661台(214.7%)
8位:セレナ、8066台(126.8%)
14位:ステップワゴン、4563台(79.9%)
■2023年8月新車販売台数ランキング
6位:ノア、7139台(189.6%)
7位:ヴォクシー、6542台(194.1%)
9位:セレナ、5071台(109.8%)
17位:ステップワゴン、3700台(80.2%)
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