80年代の銘品「SUPER R・A・P」復活!! 名作ホイールが最新技術で甦る……超絶注目度の新作はどう凄い?【PR】

80年代の銘品「SUPER R・A・P」復活!! 名作ホイールが最新技術で甦る……超絶注目度の新作はどう凄い?

 近年自動車業界では、ランクル70などかつてのプロダクトが最新技術を纏って復活するケースは多い。そして多くのファンがそれを待ち望んでいるのも事実だ。それは自動車メーカーのみならず、用品メーカーでも同様の流れがある。今回紹介するブリヂストンの「SUPER R・A・P evo.」が凄いぞ。

文:加茂新/写真:ブリヂストンリテールジャパン

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■名作ホイールが堂々の復活

懐かしいSUPER R・A・Pが復活した。単なる復活ではなく現代の基準に準じて
懐かしいSUPER R・A・Pが復活した。単なる復活ではなく現代の基準に準じて

 2023年初頭の東京オートサロン2023で話題となったホイールがついにお披露目となり、本格デリバリーとなる。それがこの「SUPER R・A・P evo.」。

 1980年代半ば、ブリヂストンから発売された「SUPER R・A・P」というホイールは玄人好みのモデルとして人気を博した。いわゆる「鉄チンホイール」のようなディスクに多数の穴が開けられたデザインで、そのディスクとリムは溶接して組み立てられた2ピースアルミホイール。

 その軽さでジムカーナやダートトライアルなどの競技系ユーザーから高い支持を受けた。実際当時13インチ5.5Jモデルの重量は3.5kgという強烈な軽さだった。

 その設計思想はまさに鉄チンホイールから来たもので、スチール製のホイールのようなデザインをアルミで実現。実際に軽くて強かった。

堂々たる復活だがネオクラシックカーとの相性は抜群
堂々たる復活だがネオクラシックカーとの相性は抜群

 当時はタイヤのグリップも低いので、高い剛性で強い荷重を受け止めるというよりも、軽いホイールになれば転がり出しもブレーキングも鋭くなり、タイムが向上するという狙いで作られた。実際その通りの効果を発揮した。

 2023年ブリヂストンはモータースポーツを開始して60周年となる節目の年。60周年記念としてさまざまな企画が立てられた中のひとつに「SUPER R・A・P」復活案があった。

 そこで試しにオートサロン2023に展示してウェブアンケートを取り、反響によっては復活も検討しようというスタンスで、1月に時点ではまったくの白紙だった「SUPE R・A・P」が展示された。

■3000件超のアンケートから生まれたサイズ設定

スッと収まるデザインは秀逸
スッと収まるデザインは秀逸

 ところがその反響は凄まじく、数百件を想定したウェブアンケートでは3000件を超える回答と希望サイズが寄せられた。

 要望に応えるカタチで瞬く間に復活に向けて動き出し、ついに新モデル「SUPER R・A・P evo.」としてお披露目されたのだ。白紙段階から発売まで約10ヶ月というスピードはホイールとしてはとんでもない速さ。スピード違反レベルだ。それだけ気合が込められている。そして、性能的にはまったく別物ということでevo.が付け加えられている。

 見た目はほぼ同じだが、設計はまったくの別。初代は溶接2ピース構造だったが、今回は1ピース構造を採用。リムは圧延スピニング加工が施され、強さと軽さを実現。軽くて強いキャラクターはそのままに、現代のタイヤやクルマに対応させている。

 サイズは15インチでPCDは100と114.3の4H。つまりロードスター向けの100とAE86向けの114.3というラインアップだ。リム幅は7.0Jと7.5J。PCD100は7.0Jと7.5Jでどちらもインセット20。PCD114.3は7.0Jと7.5Jでインセットは0だ。

■旧車オーナーにも希望の光が!!

80年代頃の名車たちにもピッタリサイズの展開。これは嬉しい
80年代頃の名車たちにもピッタリサイズの展開。これは嬉しい

 PCD100 4Hはいくつか他メーカーからもラインアップがあるが、PCD114.3 4Hは絶滅危惧サイズで業界中探してもわずかに数モデルしかなかった。

 そこで復活に期待を寄せるチューナーも多い。今回の撮影車両であるレビンを用意してくれたのはたにぐち自動車の谷口敦史代表。You Tubeでは「たぬぐっチャンネル」で知られる人である。

「ユーザーの声をカタチにしてもらえたのは本当に嬉しいですね。昔懐かしいという人もいれば、新鮮に映るという人もいるようで、さまざまな層が動画にコメントしてくれています。当時は硬派なホイールでしたけど、今はAE86に似合うかわいいホイール的な面もありますね。サイズ的にもバッチリです」と谷口さん。

 AE86向けのレストア部品を新規製作し、外板や機能パーツなどをリリース。AE86業界で話題の「レストアパーツ.com」を運営するまんさく自動車の井上尚志代表にはロードスターを持ち込んでもらった。

「ロードスターには正直当時はちょっとタイミングがズレていて、あまり履いていた人がいるイメージはないんですよね。AW11に多かったイメージです。それが今回NAに履かせてジャッキから降ろしてみたら、そのカッコよさと似合いっぷりにビックリしました。懐かしいけど新しい組み合わせでこれからいろいろな履きこなしが出てきそうですよね」と井上さん。

 そしてAE86トレノはテックアートが製作した通称ECUハチ。燃費を考慮した制御でレギュラーガソリンで高い燃費性能を実現するという現在的なアプローチがされている。最新のハチロクに最新のホイールを組み合わせる。こちらも旧くて新たしい組み合わせなのだ。

 昭和レトロなイメージも漂うデザインだが、その性能はサーキット走行にも対応。軽さと強さは現代の性能を持つアルミホイールである。レトロスタイルもありだし、新たなスタリングを提案することもできるシンプルなデザインが眼を惹きつける。

 カラーは現在のところレーシングパールホワイトのみ。シンプルなデザインゆえに自分好みの色に塗るカスタマイズも始まりそうな予感。2024年は旧くて新しい「SUPER R・A・P evo.」が15インチホイールで躍動しそうだ。

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