モーター駆動により力強く、上質な走りを見せるe-POWERを、全車に搭載するノート。マイナーチェンジで都会派な顔つきになり走りをさらに強化!! 狭い街並みのある千葉県の佐原と長野の雪道でその魅力にあらためて迫る!!
文/松田秀士、画像/NISSAN、撮影/平野 陽
初出:『ベストカー』2024年4月26日号
■マイチェンしたノートe-POWERの実力を試す!
モーター駆動のe-POWERを搭載し、高い評価を受ける日産ノート。昨年マイナーチェンジを受けたということで、その実力を再確認するため向かったのが、都内から2時間程度で行ける「東の小京都」、千葉県の佐原だ。
新しくなった日産ノート。その出で立ちはフロントフェイスが新しくなり都会的な印象だ。両サイドのエア導入口が廃止されバンパー一体型のフラットな形状になった。もしかしてこっちのほうが空気抵抗的にいいのかも?
ヘッドライトは3眼のLEDが標準となり、夜間走行でも充分な明るさで、安全かつ疲れない。前後バンパーはボディ同色のフルカラードに。鉄ホイールのカバーは和テイストの幾何学模様だ。
このホイールカバーは回転時に面領域が広く空気抵抗低減。つまり燃費に影響するのだ。インテリアは助手席側パネルにこれまでのカーボン調に変わり、水引というデザインを取り入れ高級感がアップ。シートも表皮の質感が上がっている。
■モーターのおかげで静かでトルクフル
肝心の走りはどうか? アクアラインを目指して高速道路に乗った時、あれ?こんなに静かだったっけ!?と首を傾げた。
速度を上げてもロードノイズの高周波な耳障り感がない。さらに高速ではプロパイロットによる運転支援で、ホントに疲れないし安全だ。80km/h前後の高速実用域追い越し加速も、モーターパワーが素晴らしく、力不足を感じさせない。
ボディサイズは全幅1695mmと、まさに日本の交通事情に合致している。2時間ほどのドライブで到着した佐原の狭い街並みもスイスイと走り抜けられる。
しかも佐原の古い街並みを走るにも、極低速から力強いモータートルクが効く。アクセルの踏み込み加減で思いどおりの加速が引き出せるのもモーターの魅力だ。
佐原には町から少しはずれたところにちょっとした山道もあるが、そこでは素直なハンドリングとコーナリングを再確認。今回借り出した車両は4WDということで、さらに気持ちのいい走りを味わえた。
帰路、都内に戻り夜を迎えた銀座。iPhoneを繋いでお気に入りの曲をかける。オーディオの音質が最高! ホント、新しくなったノートは日本の道の最適解だね。
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