汚れ取りから仕上げまで、薄汚れた愛車の外装部品は美しく仕上げたい

汚れ取りから仕上げまで、薄汚れた愛車の外装部品は美しく仕上げたい

美しいバイクや部品磨きが大好きかサンデーメカニック=愛車家なら、納得の行く輝きやフィニッシュを得るために、最後の最後まで一生懸命磨くずだ。使うケミカルに関しても、最高の仕上がりが得られるものを使いたいとは誰もが思うことだろう。ここでは、輝きはまだまだ残っているのに、薄汚れ箇所が目立つようになったガソリンタンクを磨いてみよう

文/たぐちかつみ

 

半練りワックスで汚れ落ちが素晴らしい






 磨き魔と呼ばれる数多くの愛車家が利用している花咲かGワックス。様々な磨き用ケミカルがある中でも、使い易さからこの商品のファンは数多い。ワックスとの名称で販売されているが、ポリッシャー用ケミカルとしても高性能に使うことができる。処理後に昔ながらのカルバナロウワックスを併用することで、往年の高級自動車のような極上の輝きを得られる。よく見るとデカール部分の赤は、タンクのペイント色だった。実に凝ったデザインを採用していたホンダXL250Sの初期型用タンクである。納得の輝きを得るためには、細かなデカールのエッジまでしっかり磨き込みたいものである。

 

凹みが無くて良かったが、擦れ痕が目立つタンク






 画像ではわかりにくいタンクコンディション。凹んでないものの、タンク表面が擦れキズによって白っぽくなっていた。このような細かな擦れ痕ならこの半練り状の花咲かGワックスで磨き落とすことができる。磨く範囲にもよるが、使用時にはウエスに小豆サイズのワックスを塗布して磨いても良いが。面積が広い時には、指先にワックスを塗布して、磨きたい部分の上に薄く塗り広げてから作業するのも効果的だ。細かな繊維のマイクロファイバーウエスを利用し、一気にワックス塗布部全体を磨くのではなく、徐々に面積を広げながら磨いていくのが良い。

薄く塗り伸ばして滑らせるように磨くと






 磨き作業の実践時には、使い古したウエスではなく、超極細起毛素材のマイクロファイバークロスを利用し、徐々に磨き、面積を広げていくように利用するのが良い。汚れたウエスでキズを付けてしまっては、作業している意味が無くなってしまう。磨く際には、軽く押しながらタンク表面を滑らせるようなイメージで作業進行しよう。磨き終えたらワックスを付けていないウエスで拭き取ってみよう。まるで新車時の塗装のような、深い艶のある塗装面に蘇った。こうなると、磨く作業が楽しくなってしまう!!磨き残しがないように、満遍なく各部を磨いていこう。

ガソリン滲みで変色しやすいタンクキャップ周辺









 どんなモデルでも、ガソリンタンクキャップ周辺には気化したガソリンによる黒ずみ汚れが付着してしまうものだ。このXL250S用ガソリンタンクもそうだった。塗膜の内部まで染み込んでしまった黒ずみ汚れは落ちないが、ペイント表面の汚れなら、このワックスで除去することができそうだ。狭い箇所なのでウエスの先に米粒程度のワックスを取り、ウエス越しに黒ずみ汚れ部分を満遍なく擦ってみよう。タンクキャップを閉じれば黒ずみが見えなくなる程度まで美しさが蘇った。手軽に汚れ取りとワックス掛けを両立できる使い易さが魅力の商品だ。

POINT
 

 

  • ポイント1・凹んでいないガソリンタンクなら、できる限り輝かせたい 
  • ポイント2・超微粒子コンパウンドの成分で、汚れ落としとワックス掛けを両立できる
  • ポイント3・さらなる仕上げで、従来型の固形ワックス掛けが効果的だ 

 

 磨きにこだわるサンデーメカニックや愛車家の多くは、必ずと言って良いほど自らの経験値に基づく『磨きの極意』を知っている。信頼の置けるケミカルや商品を使用して、極上の輝きを手に入れ、そして維持しているのだ。もちろんその方法や使用するケミカルは人それぞれだが、アッと驚く方法を用いる人もいれば、誰もが知っている定番アイテムだけで、驚くほどの輝きを引き出している磨き魔ユーザーもいる。

 バイクを美しくする「はじめの一歩」が洗車である。仕上げ磨きの前に、以前にリポートした異物の除去=鉄粉の除去を、磨き作業の事前段取りとして行うことで、まわり道したかのようでも、実は、素晴らしい結果を得られることになる。つまり「急がば回れ」が、メンテナンスでも磨きでも、相通じる近道なのかも知れない。

 磨きに効果的なアイテム(各種機器類)を使用することで、手間を軽減することができ、ワンランク上の仕上がりを手に入れることもできる。しかし、使い易いチューブ入りの商品なら、普段からこまめに利用することで、バイクの美しさや輝きを、末永く維持することができるのも心得ておこう。

 外装パーツに限ったことではなく、ペイントされたパイプフレームの輝き維持やメッキ部品の輝き維持にも使いやすいのが、ここに紹介する花咲かGワックスの特徴である。半練り状のワックスなので、短冊状にカットしたウエスに少量塗布し、ウエスをパイプフレームに巻き付けて、靴磨きの要領でフレーム上を往復移動で擦ることで、裏側の目に見えない部分へもワックス掛けができるようになる。さらに仕上げとしてキレイなウエスで拭き上げれば、驚くほど輝き、スベスベしたフレームに仕上げることができる。鉄パイプフレームが多い旧車オーナーさんには、特にお勧めできる汚れ取りかつワックス掛けでもある。高い研磨力を持ちながらも、塗膜や金属表面に素晴らしい輝きをもたらしてくれるため、様々な場面で重宝するケミカルでもある。

 

詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/maintenance/429323/

汚れ取りから仕上げまで、薄汚れた愛車の外装部品は美しく仕上げたい【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery2/?gallery_id=429323&slide=1

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