新型アドレス125とアヴェニス125が国内デビュー間近!? スズキ原二初のスマホ連携+ナビで追撃か

国産アンダー400で唯一無二のスマホ連携+ナビ機能が自慢

 何と言っても目玉は、スズキ原付二種で初となる「コネクト機能」だ。これはスマートフォンとブルートゥース接続して、メーター上に様々な情報を表示できる機能。現在、アンダー125ccの国産車では唯一、ヤマハのNMAXが搭載している。

 NMAXでは電話やSMSの着信、スマホのバッテリー残量などをメーターに表示でき、運転に関するデータをスマホのアプリで確認できる。

 これに加え、スズキの「ライドコネクト」はナビ機能まで搭載する。曲がる方向の矢印が表示される「ターンバイターン」の簡易式ナビだが、あればモチロン便利だ。

 欧州仕様にコネクト機能が搭載されるかは不明。またインドではコネクト機能のないグレードも存在するが、国内にはコネクト仕様の導入を期待したい。そのまま日本仕様でもナビ機能が使用できれば、125cc以下はもちろん、アンダー400ccの国産車では初の機能となる!

インド仕様で上級版の「ライドコネクテトエディション」は液晶メーターを採用。ターンバイターン式ナビのほか、連携したスマホのバッテリー残量、電話やSMSの着信などを表示できる
インド仕様で上級版の「ライドコネクテトエディション」は液晶メーターを採用。ターンバイターン式ナビのほか、連携したスマホのバッテリー残量、電話やSMSの着信などを表示できる

新型は軽量コンパクト化し、燃費もリッター2kmアップ

 従来型のアドレス125(日本仕様)と新型アドレス125(英国仕様)を比較してみると、最高出力が9.4→8.7psとダウンしたものの、発生回転数は250rpm下げられ、やや中低速寄りに。燃費はWMTCモードでリッター51.0→52.6kmに向上している。

 全長やホイールベースはコンパクト化され、車重も4kg軽いのが特徴。ホイール径は従来と同じ前12&後10インチを採用しつつ、リヤタイヤ幅は100→90とワンサイズ細くなっている。ブレーキの前ディスク&後ドラムは従来と同じだ。

 気になる価格に関しては、欧州仕様が未発表。インド仕様のアクセス125(アドレス125)は日本円換算で15万3424円(前ディスク+ライドコネクト仕様)、アヴェニスは15万7305円だ。

 ちなみに150ccのジクサーで比較してみると、インド仕様は23万7770円相当、国内仕様は35万2000円で、価格差は約1.48倍。これを当てはめてみると、国内仕様のアドレスは約22万7000円、アヴェニスは約23万2800円になる計算だ。同様の価格なら非常にリーズナブルでインパクトがある。

新旧アドレス125およびアヴェニス125のスペック比較。新型はややコンパクトになり、低中速向けの出力設定となった
新旧アドレス125およびアヴェニス125のスペック比較。新型はややコンパクトになり、低中速向けの出力設定となった

30万円台のライバルに対し、買いやすい価格にも期待!

 このクラスで一番人気のホンダPCX(35万7500円)、そのライバルであるヤマハNMAX(36万8500円)はSOHC4バルブ水冷エンジンほか豪華装備を採用する。

 一方の現行アドレス125は22万5500円。SOHC2バルブ空冷ユニットなどのシンプルな装備とリーズナブルな価格で対抗してきた。センタートンネル構造のPCXらに対し、フラットフロアも特長で、ホンダ リード125(32万4500円)、ヤマハ アクシスZ(27万1700円)あたりが直接のライバルとなる。

 新型は他にはないコネクト+ナビ機能という武器を引っ提げ、他車を下回る価格を実現できれば、上位勢に食い込めるはずだ。

 新型アドレス125とアヴェニス125の発売時時期は不明だが、来年には発売を期待。なお、この2台とプラットフォームを共有する「バーグマンストリート」がインドに存在するが、将来的にこちらの導入もある!?

インド仕様にはプラットフォームを共有するバーグマンストリートもラインナップ。3車で最上級グレードとなる
インド仕様にはプラットフォームを共有するバーグマンストリートもラインナップ。3車で最上級グレードとなる
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