油冷スポーツのジクサー250も同時期にモデルチェンジ?
Vストローム SXのベース車であるジクサー250シリーズに生産終了の噂が流れていたが、どうやら存続する模様だ。
国内仕様としてラインナップするネイキッドのジクサー250、およびフルカウルのジクサーSF250とも油冷単気筒を搭載し、2020年に国内デビュー。40万円台という買いやすい価格も手伝って人気を博している。
国内の現行型は、11月1日から全面適用される令和二年二輪車排ガス規制に未対応だが、生産国であるインドの現地仕様は令和二年排ガス規制とほぼ同じ「BS6」に適合済み。これが新たに日本にも導入され、今後も存続するという。
モデルチェンジは来年1~2月にも実施される模様。恐らくVストローム SXと同時期に行われるはずだ。
なんと現行の2気筒モデル、Vストローム250も併売される見込み
2気筒を搭載する現行Vストローム250の去就に関しては、今だ正式発表がなく、生産終了の噂が流れている。こちらも11月1日から適用される令和二年排ガス規制に対応しておらず、このままでは11月以降の生産分は販売できなくなるためだ。
当Webでも生産終了の可能性を報じたが、最新の情報によると一転。モデルチェンジで排ガス規制に適合し、販売が継続される見込みだ。つまり2気筒のVストローム250と単気筒のVストロームSXが併売されるらしい。
またVストローム250と同系のロングストローク水冷2気筒を搭載するGSX250Rも新排ガス規制に適合していないが、同様にモデルチェンジし、今後も継続する模様だ。
これでスズキの250ccクラスは現在の4車種から5車種に増加する見込み。スクーターを除くフルサイズ250ccのラインナップ数で見れば、現在5車種で最多のホンダに並ぶ。ちなみにヤマハは2車種、カワサキは4車種(KLX230SMとKLX230Sを入れれば6車種)。
250クラスの一番人気は何と言っても4年連続ベストセラーのホンダ レブル250だ。これに対し、Vストローム250と並ぶ唯一のアドベンチャーモデルであり、購入しやすい価格帯が予想されるVストロームSXが猛チャージをかけそうだ!
旗艦1050と本格派のDEもVストロームSXとともに日本上陸か
ちなみにVストロームシリーズの旗艦である1050シリーズもモデルチェンジを受け、VストロームSXと同様に日本でも発売されるようだ。
今年9月、海外向けのVストローム1050がマイチェンされ、同時に新グレードの「Vストローム1050DE」が追加された。
クラッチを操作せずにシフトアップ&ダウンが可能な双方向クイックシフトシステムのほか、5インチ大画面カラーTFT液晶メーターを新採用。様々な走行シーンに対応する電子制御システムS.I.R.S(スズキインテリジェントライドシステム)の機能を充実させた。
新たに設定したVストローム1050DEは、STD仕様よりも左右に20mmずつワイドになったハンドルを採用。トラクションコントロールに専用の「G」(グラベル)モードを追加し、リヤ側のABSがキャンセル可能になった。そして、フロント19&リヤ17インチのキャストホイールを履くSTDモデルに対し、大径のフロント21インチとリヤ17インチのワイヤースポークホイールを導入している。
全てはオフロード性能をアップする装備で、高い走破性が期待できそうだ。
ストローム(strom)は、ドイツ語で「奔流」を意味する。スズキはVストローム攻勢で250ccクラスに加え、アドベンチャーのジャンルにも怒涛の流れを生み出す!?
【画像ギャラリー】VストロームSXの詳細や、従来モデルとのスペック比較をチェック!(8枚)画像ギャラリー
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