レトロで渋いヤツがくる? XSR125にYZF-R125も!? ヤマハの原付二種がアツすぎる

2023年に日本導入との噂、50万円前後に収まると嬉しいが!?

 XSR125のエンジンは欧州排ガス規制のユーロ5をクリア済み。国内の令和2年排出ガス規制と同等なので、日本導入へのハードルは低い。

 情報筋によると「XSR125は2023年にも国内に導入される見込み」とのこと。XSR700やテネレ700のように欧州で企画されたモデルは、かなり遅れて日本で販売されるケースがある。今回のXSR125も欧州主導のため、同様の事例となる可能性があるのだ。

 気になる価格は、イギリス仕様が4550ポンド(約75万6000円)。日欧で発売されている同じ排気量帯のXMAX125は、イギリスで5150ポンド(約86万円)、日本で65万4000円。この価格差をXSR125に当てはめてみると、日本仕様は約57万4500円になる。ライバルで豪華装備のCB125Rは47万3000円だけに、50万円程度の価格に抑えたいところだが、果たして?

キャストかスポークホイールのどちらが日本仕様になるかは不明。スペックはスポークホイール仕様が0.5kg軽く、最低地上高が15mm低い。前後17インチやシート高815mmは同一
キャストかスポークホイールのどちらが日本仕様になるかは不明。スペックはスポークホイール仕様が0.5kg軽く、最低地上高が15mm低い。前後17インチやシート高815mmは同一

XSRに加え、兄弟モデルのYZF-R125かMT-125まで同時に上陸か?

 さらにもう一つ朗報だ。なんとベース車のYZF-R125またはMT-125のいずれかも「日本仕様が発売される」との情報が!

 ともに登場から時間が経つが、現行型の国内仕様は登場していなかった。YZF-Rはスーパースポーツ、MTはハイパーネイキッドのシリーズで、ともに現在のヤマハを代表するブランド。YZF-R125は、国内の原付二種クラスで唯一フルカウルをまとうスズキGSX-R125の対抗馬となる。そして、MT-125はスズキGSX-S125やホンダCB125Rのライバルとなるのだ。

 共通プラットフォームを活用した同排気量帯への水平展開は、他社も積極的に導入しているが、ヤマハも得意だ。ネイキッドのMT-09は、XSR900、トレーサー9GTのベースとして展開。さらにMT-07とYZF-R7、YZF-R25/3とMT-25/3など枚挙に暇がない。さらに近々MT-09をベースとするフルカウルのYZF-R9が発表されるとの噂がある。

 いずれにせよ、XSRの末弟に加え、YZF-RまたはMTの末弟がラインナップされれば、ヤマハの125マニュアルモデルは一挙に充実する。このクラスで苦渋を舐めてきたヤマハの逆襲がいよいよ始まるか!?

YZF-R125は日本仕様が存在せず、並行輸入車が人気。インド仕様の2023年型R15が兄貴分のR7風の顔を採用しており、次期YZF-R125も同様に進化すると予想される
YZF-R125は日本仕様が存在せず、並行輸入車が人気。インド仕様の2023年型R15が兄貴分のR7風の顔を採用しており、次期YZF-R125も同様に進化すると予想される

欧州仕様 ヤマハ XSR125 主要諸元
・全長×全幅×全高:1960【2005】×800【805】×1065【1090】mm
・ホイールベース:1330mm
・キャスター/トレール:26°/95mm
・シート高:815mm
・車重:140kg【139.5kg】
・エジンン:水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 124cc
・最高出力:15ps/10000rpm
・最大トルク:1.17kg-m/8000rpm
・燃料タンク容量:11L【10L】
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=110/70-17、R=140/70-17
※【】内はレガシー

【画像ギャラリー】質感抜群、スポークホイールも選べるXSR125のディティールはコチラ(8枚)画像ギャラリー

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