モーターサイクルショー2024で初披露された、新型KLX230SM(スーパーモタード)。年内の発売は既にアナウンスされているが、現在はグレー1色しか発表されていないカラーに、新色が追加される可能性があるようだ。
カラー追加!? 従来ラインナップ復活なるか
2023年のジャパンモビリティショーで登場した新型KLX230。そのモタードバージョンがKLX230SMで、こちらは2024年はじめに北米にて先行公開。その後の大阪モーターサイクルショーにて、2024年秋ごろの日本導入決定も発表された。旧KLX230SMは2022年に発売されたが、平成32年(令和2年)排ガス規制に適合していなかったため、1代限りで販売を終了。北米ではラインナップを継続していたものの、国内最後のスーパーモタードとして惜しまれていたモデルだ。
これが各所のアップデートを受けつつ復活。エンジンが最新排ガス規制をクリアしたのはもちろんのこと、ヘッドライトやシュラウドなど外装パーツのデザインを刷新。さらに新たにスマホ連携機能「RIDEOLOGY」も備えた。待望の最新スーパーモタードということで、ファンからは続報が待ち望まれている。
そんな新KLX230SMだが、カラーラインナップは北米・国内共に現在はグレー(北米名バトルグレー)1色のみが発表されている。ところが国内仕様では、新たに別のカラーが追加される可能性があるという。具体的なカラーは不明だが、モダンなグレーでは物足りないライダーにとっては嬉しい情報だ。例えば旧KLX230SMで採用されていた、精悍なグロスブラックが復活するとしたらどうだろうか? シルバーのフォーク、ゴールドリムのホイールが印象的だった旧色。スポーティーな印象にファンは今なお多い。また、旧KLXの北米仕様では2024年モデルとしてライムグリーン、ブル―が存在しており、こちらが登場する可能性も。カラーラインナップは増えれば増えるほど嬉しいが、果たして? 価格、発売時期などの詳細は続報を待ちたい。
新エンジン&装備で注目のKLX230SM
あらためて新型KLX230SMの変更点をおさらいしてみよう。まず従来からの最大の変更はエンジンで、外見は従来型とほぼ同様の空冷OHC 233cc。先行発表されているKLX230と共通であるほか、クラシックネイキッドであるメグロS1、W230も同エンジンを搭載することとなる。令和2年排ガス規制に適合するとともに、吸気バルブの小径化やECUのセッティング見直しやエキゾーストパイプ管長のロング化により、従来よりも低中速域での出力を高めた。最高出力は未発表、最大トルクは1.82kg-m/6,400rpmだ。
外見はサイドシュラウドの形状が変更されているほか、ヘッドライトカバーも微妙に進化。小型のLEDヘッドライトは続投する。このほか各種装備、足回りなどの仕様も旧KLX230SMと変わらないものの、メーターには新たに電波アイコンが追加された。これはスマホアプリ「RIDEOLOGY THE APP」との連携のためのもので、オドメーターや航続可能距離などの車体情報や、走行ログ、メーター設定などをスマホから行えるもので、車体の状況を把握する機能性が向上した。
国内仕様の価格は未発表だが、北米では5599ドル(約89万円)で販売中だ。
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