【番外コラム】F1撤退後のホンダモータースポーツの今後
三部敏宏社長の「カーボンニュートラル&EV化宣言」はセンセーショナルな話題となりましたが、後日、三部社長は「ホンダは10年後もガソリンエンジンを製造している」と話しています。
これをベースに話を進めると、まず二輪ですが、世界一のオートバイメーカーのプライドと責任感で、ホンダが5年後も国内外MSのリーダーであることは間違いありません。
次に国内の四輪MSのスーパーフォーミュラ、スーパーGTとも活動継続。辞める理由もないし辞めても各方面から恨まれるだけです。アメホン主導のインディカーも継続確実ですが、それだけでは何か物足りない。
最高峰カテゴリーが統合されるデイトナ&ル・マンふたつの24時間レースにハイブリッドマシンで参戦するとか、GMと共同開発している燃料電池車FCVでパイクスピークに登るとか、今後5年で何か新しい挑戦をしてもいいかも。
最後にF1ですが、レッドブルは2022年以降もホンダPUの継続使用契約を結んでいます。つまりホンダの完全撤退はすでに有名無実化しているのです。
体制縮小は避けられませんが、どんな形であれ継続することで技術の継承は守られます。ホンダにおいて朝令暮改はある種の常識。
収益が改善されMSが技術者を鍛える場として社内で見直された結果、5年後のF1で『HONDA』のロゴが復活しているといいですね。
(TEXT/段 純恵)
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