■50万円MINIのリフレッシュプラン一旦終了
タイヤの交換作業はA-PIT オートバックスSHINONOMEにお願いした。持込タイヤのタイヤ組み替え工賃は1本当たり4400円。タイヤゴムバルブ交換が1本当たり330円、廃タイヤ料金1本当たり440円となり、費用は約2万円となった。クルマをピットに入れると、クラックの入っていた左フロントタイヤがココまでもったことでひと安心。ジャッキアップされると、1本ずつタイヤが外されMINIは亀の子状態となった。
外したタイヤのエアーを抜き、アルミホイールから取り外す。専用の機械を使用するとあっという間にアルミホイールからタイヤは外された。そしてタイヤの外したアルミホイールを磨いていく。タイヤが装着されていた部分にゴミなどが付いているので、キレイに落としてから装着するのだ。
タイヤを外した機械を使って今度は新しいタイヤをアルミホイールに装着。その後はタイヤを回転させる機械に乗せて、バランスと呼ばれるオモリを装着して完成。この作業を4本分繰り返すのだ。
そして、新しいタイヤが付いたアルミホイールをクルマに装着していく。無事に装着して作業は完了。帰り際に「100km走行したらナットの増し締めをしてください。時間があればまた立ち寄ってください」という言葉を掛けられた。これで、タイヤも交換し50万円MINIのリフレッシュプランが一旦終了した。
■MINIマイスター竹岡氏による再チェック
ビフォーアフターとして、(リフレッシュする前のMINIに乗ってもらった)MINIマイスターであるライターの竹岡圭氏にリフレッシュしたばかりのMINIに乗ってもらった。
前回はエンジンかミッションといった駆動系からの振動。そしてパワーステアリングも気になるという言葉をもらった。今回、走り出してすぐに前回の振動はずいぶんと改善されている!という言葉が出た。
エンジンのタイミングチェーンそしてタイヤを交換したことを伝えると、まだミッションは気になる部分はあるけれど、駆動系の変な振動はかなり収まっているとのこと。やはりタイミングチェーンのガイドが壊れていたことが、振動の原因の一つだった。そして、タイヤがリフレッシュしたせいで走りの安定性と静粛性が向上しているとのこと。そして前回特に気になった80km/h付近でのハンドルのブレも発生しなくなっている。
やはりクルマで唯一路面に接しているのはタイヤだけなので、スリップサインが出てまで使ってはダメだ。タイヤを交換したおかげで、加速性能もアップ。MINIクーパーSらしい走りも前回の50%から75%くらいまで戻っているという評価をもらった。タイヤはゴム製品なので、たとえ、スリップサインは出ていなくても経年劣化していくもの。しかもそのクルマの乗り味を左右する重要なパーツだ。
MINIのように10万kmをオーバーしていてもボディがしっかりとしているので、タイヤを変えるとクルマが劇的に変化し、走りにキレが戻ってくるのだ。こうして、竹岡氏のビフォーインプレッションが終わり、100kmを超えたので、ナットの増し締めをしてもらった。
50万円で購入した中古のMINIだが、タイミングチェーンなどの交換、タイヤ交換、ナビ&ドラレコの装着などですでに約40万円近く使っている。しかし、MINI本来のゴーカートライクな走りが蘇ったと思えば仕方ないところか。しかし、今回改めてわかったことは、中古車を購入したら、まずタイヤを交換することが大切ということだ。
こうして、本来の走行性能に近づいた50万円MINI。次回はMINIが映える景色の場所へロングドライブを敢行する。
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