■価格はアリアに軍配? だがトヨタにとっての最重要事項はbZ4Xの位置付けと普及となるはずだ
だが、筆者の予想のように、bZ4Xの日本仕様価格が英国仕様価格との差がないとすると、アリアB6のほうにお得感を持つユーザーが当然出てくるだろう。
かといって、トヨタが対日産だけを意識した新車価格設定を最重要視するとも思えない。肝は、トヨタ・レクサスのバッテリーフルラインナップ化に進めるなかでの、bZ4Xをどう位置付け、サブスクリプションモデルを含めてどう普及させるかにあるはずだ。
それから、EV購入補助金についてだが、あくまでも本格普及を目指すための時限立法的な措置であり、普及拡大と反比例するように補助金は縮小され、そのうちなくなるのは当然のことだ。中国政府も一時、そうした制度設計を施してきた。
いずれにしても、bZ4Xは日本メーカーのみならず、グローバルにおいて、バッテリーEVの普及の仕方(売り方・買い方)のベンチマークとなることは間違いなさそうだ。
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