【そっけない無塗装ウレタンバンパーをなぜ使う?】コストの安さと利点は?


細かい設定を施すダイハツ

ハイゼットカーゴでは、フロントのバンパー中央部分とサイド下部の“コーナーピース”と呼ばれる部品のみ“黒色・材着”の非塗装品としている。メーカーオプションでボディ同色塗装品も選べる

 続いて軽自動車の商用車に目を向けてみよう。ダイハツの商用軽であるハイゼットカーゴ(乗用はアトレーワゴン)について、ダイハツ広報に聞いてみた。

 回答としては、現行ラインナップで無塗装(材着でもない)バンパーの使用例はあるかといえば、「ハイゼットでは使用しておりません」とのこと。リアバンパーについては、ハイゼットカーゴはカラードバンパーのみとされている。

 フロント中央部(バンパーグリルとでも呼ぶべきだろうか)については、「バンパー中央部のグリルは黒色・材着品の別体部品となっておりますので、塗装は施しておりません。上記についてはダイハツのラインナップすべてに当てはまります」と回答を得た。

 ハイゼットカーゴについては、前後ともにバンパー全体を黒色・材着としている仕様はなく、フロントバンパーの外側部分に“コーナーピース”呼ばれる、交換可能な黒色の材着パーツを設定しており、メーカーオプションでボディ同色塗装品も選べる。

 なお、乗用軽のウェイクの商用車バージョン(ハイゼットと差を付けるために後席を省いた前席2座のみの仕様)の「ハイゼットキャディー」では、グリル周りに“原着・無塗装”品を与えて、コストダウンに対応している。

塗装バンパーを拡大するスズキ

エブリイは商用車ながらすべてのグレードが塗装バンパーを採用している

 ダイハツがスバルにハイゼットカーゴをOEM供給するように、スズキの商用軽自動車であるワンボックスのエブリイは、三菱ミニキャブ/日産NV100クリッパー/マツダスクラム/三菱ミニキャブとして、幅広くOEM供給元のモデルとして君臨している。

 面白いのは、エブリイに関しては、全グレードで前後バンパーは塗装が施されているいっぽうで、商用軽のアルトバンでは“材着”の無塗装バンパーを一部採用している。

 ただし、単純に黒バンパーのみを用意するのではなく、数が出るホワイトのボディに合わせて白色の原着製品を設定するなど、フロントバンパーには塗装済みと材料塗装(材着)を個別に設定されている。

 ちなみに現行ジムニーの無塗装・材着バンパーの部品代は、フロントバンパーが3万6000円(XC、価格は税抜)、1.5Lエンジンを搭載する登録車のジムニーシエラが3万8000円と、塗装バンパーがないため比較できないが、けっして安くないという印象を受ける。

樹脂製バンパー、フェンダーを採用するジムニーシエラ

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