スポーツカーをはじめとするハイパフォーマンカーの開発にも携わり、愛車としても迎え入れていたレーシングドライバーは、数年前からPHEVのラングラー4xeを相棒にしている。決してオフロードで遊ぶためではないというが、購入に至った決め手とは!?
文:中谷明彦/写真:Stellantis
【画像ギャラリー】サバイバル生活の強い味方!! ラングラー4Xeの勇ましい走りっぷりがカッコよすぎ!!!!!(11枚)画像ギャラリートルクフルな走りに感動
現在の愛車はジープ・ラングラー4Xe(PHEV)だ。というと、「似合わない」とか「らしくない」とか言われることが多い。
自分でも似合うとは思っていないが、現行モデルのJL型は2018年の登場時から高く評価していて、2019〜2020日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)でも最高点を配点していたほどだ。
過去にも初代プリウスやマツダCX-5、N-BOXなどCOTYで満点配点した車を購入することが多かったが、ラングラーもその例に漏れない1台となったわけだ。
JL型ラングラーの魅力は、伝統的なパッケージングと近代的な技術の融合。特にドアパネルやエンジンフードなどの車体パネルをアルミ化し、軽量化したことは魅力的だった。
パワーユニットに2L直4直噴ターボエンジンを搭載したことは賛否両論あり、僕も当初はトルク不足を不安視したが、実車を試すと実用域で十分なトルクが発揮できており不満はなかった。
ただ北米仕様にはディーゼルモデルが設定され、それは2L直4ディーゼルターボでありRUBICONにも設定されていると輸入元から聞かされ、それが国内導入されたら買おう、と企んでいたのだった。
後に北米のRUBICONディーゼルは3LのV6ターボだと知り、購入機会は無くなったと感じていた時にPHEVが登場した。これは選択肢として魅力があると、決断したのである。
【画像ギャラリー】サバイバル生活の強い味方!! ラングラー4Xeの勇ましい走りっぷりがカッコよすぎ!!!!!(11枚)画像ギャラリー一度は諦めかけるも補助金が助け舟に
2018年10月にJL型が登場した際、愛知県の猿投オフロードコースで開催された試乗会に参加。
そこで試した走破性の高さはもちろんだが、細部の説明を詳しくインタビューし、一般的なクロカン4WDでは引き出せないオフロード性能の高さには感心させられた。車両価格もスポーツやサハラで500万円前後とお買い得な設定だった。
しかし、円安がどんどんと進み、ルビコンの国内導入時には850万円ほどとなり、4Xeは1000万円を超えてしまった。時すでに遅しと諦めかけていたが、PHEVゆえに国や東京都の補助金が受けられ、残価率も高くローン金利も低くなった。
それまで支払っていたマツダCX-5の100周年記念車のローン支払い月額より安価な支払いスケジュールが可能となり購入を決断したのである。
1000万円も出せば、ある程度のスポーツカーも買えるだろうが、昨今のスポーツカー価格高騰は止まるところを知らない勢いで、もはや欲しいクルマには手が届かない。
加えてスポーツカーの性能は高まりすぎていて、サーキット以外にその性能を引き出す場所がない。一般道を300km/h出せるクルマで走ってもストレスしか感じなくなってきていた。
ジープ・ラングラーなら、そもそもスピードを出そうという気にならない。高速道路でも80km/hくらいで巡航しているのが快適だ。そこでぶち抜かれても腹も立たない。時間の経過が穏やかに感じられるようになった。
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