今後会社線は「空中回廊」に!
そんなクルマも姿を消した午後10時2分。西銀座料金所向かって右側ゲートの表示板がゆっくり回転し、「ETC」から「閉鎖中」へと変わった。数十秒遅れて左側も閉鎖中に。
部分開業から66年、全線開業から59年という会社線が、ひっそりと歴史を終えた瞬間だ。VIPが見届けるわけでもなく、花火が上がるわけでもなかったが、個人的には来るものがあった。
これからの会社線だが、高架下の店舗経営は続けたまま、道路は歩行者中心の「空中回廊」に姿を変える。同様の例はニューヨーク(ハイライン)やパリ(ラ・クレ・ヴェルト・ルネ・デュモン)にあるようだが、あちらは高架鉄道の跡地。都市高速が遊歩道に代える事例は珍しいようだ。
八重洲線については、1車線部分がウザイとか、神田橋の合流がトリッキーだとか、ブーたれたりもしたが、走れなくなってみると寂しい。いっぽうこのルートがなくなったことで、クルマが集中する江戸橋ジャンクションは渋滞が心配だ。
ともかくこうして東京の風景は変わっていく。次はいよいよ、日本橋区間の地下化が待っている。会社線よ、本当にお疲れ様! そして八重洲線、10年後にまた会おう!
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コメントの使い方日本橋地下化反対!