効きが悪くなる最大の要因って?
クーラーの効きが悪くなる要因の筆頭は冷媒の漏れでしょう。クーラー部分の配管は高圧になる区間があるので、その部分やコンプレッサーのポンプ部分から冷媒のガスが漏れてしまっているケースもわりと多くあります。この冷媒のガス容量をユーザー自身が確認できる方法があります。
カーエアコンにはガスの状態を確認できるサテライトグラスというのぞき窓が備えられています。場所はエンジンの前方側の“コンプレッサー”の付近です。アルミの配管のジョイントブロックに備わっているケースが多いと思います。
それを見付けたら、まずエンジンを掛けてエアコンの温度設定を冷やす側に目一杯設定します。送風もMAXで、エアコンに掛かる負荷を最大にします。
その状態でのぞき窓を見て、わずかな気泡が流れているようならガス量は適正です。エンジン回転を上げると気泡が消えます。
ガスが抜けて圧が低すぎる場合は泡だらけになります。この場合は回転を上げても泡は消えません。プロに頼んでガスを充てんしてもらいましょう。
逆にアイドリング時に気泡が全く確認できない場合はガスが多すぎる場合です。これもクーラーの効きが良くないはずなので、プロに調整を依頼しましょう。
ついでにガス漏れの点検をしてもらうと、その後も安心して使用できるようになります。
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