やっと出たかクラウンエステート!! 今こそ再評価されるべき「ステーションワゴン」4選

やっと出たかクラウンエステート!! 今こそ再評価されるべき「ステーションワゴン」4選

 いつかいつかと待ちわびていたクラウンエステートがやっと正式デビューした。これを機に、低空飛行が続くワゴン人気が戻ってくれれば……なんて思っている人もいるのでは!? そこで、かつては人気ジャンルだったステーションワゴンの中でも、改めて評価したいモデルを紹介しよう。

文/木内一行、写真/トヨタ、日産、ホンダ、三菱自動車、CarsWp.com

一般的なステーションワゴンのような箱型シルエットではなく、流麗で軽快なスタイルを追求したエクステリアデザイン。フロントマスクはバンパーの形状が専用で、リアコンビランプはセダンのイメージを踏襲した意匠になっている(アルテッツァジータ)
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「FRの走りも楽しめるダテ男的ワゴン」 トヨタ・アルテッツァジータ

やっと出たかクラウンエステート!! 今こそ再評価されるべきステーションワゴン4選
一般的なステーションワゴンのような箱型シルエットではなく、流麗で軽快なスタイルを追求したエクステリアデザイン。フロントマスクはバンパーの形状が専用で、リアコンビランプはセダンのイメージを踏襲した意匠になっている(アルテッツァジータ)

 コンパクトなボディとFRレイアウトでいまだに人気のハチロク。そんな偉大な先人の再来とも言われたのがアルテッツァだ。セダンボディは3ナンバーサイズながら手頃な大きさで、ハチロクほどの軽快感はないものの、FRの楽しさを味わえるスポーティセダンだった。

 そんなアルテッツァにワゴンモデルがあったことを覚えているだろうか。そう、アルテッツァジータである。

 アルテッツァのデビューから3年近く遅れて登場したジータは、美しさと機能性を合わせ持つ先進のデザインと、ベース車の走りの資質を高次元で融合した新ジャンルカーとして開発された。

 流麗なシルエットのワゴンスタイルは、セダンよりも全長を105mm延長し、全幅も5mm拡幅されたが、フロント回りを見れば紛れもなくアルテッツァ。短めのルーフや強い傾斜を持つリアゲートを見ると、ショートワゴン的な雰囲気だ。

 そのボディ形状もあり、ラゲッジスペースは極端に広くはない。とはいえそれなりの空間はあるしシートアレンジも可能なため、セダンよりも当然ユーティリティ性に長けている。

 そして、ジータにはもうひとつの魅力がある。それがエンジンだ。セダンは2リッター直4と2リッター直6の2種だったが、ジータは前者の代わりに3リッター直6を搭載。

 自然吸気のため圧倒的なパワーはないが、直6らしい伸びやかな回転フィールやゆとりのパワーは直4では味わえないもの。その名の通り、ジータ(イタリア語で小旅行)がお似合いなシャレたワゴンなのである。

「二度見するほどの個性派デザインは唯一無二」 日産・プリメーラワゴン(3代目)

 プリメーラといえば、日本のみならず海外でも活躍したグローバルカー。初代は1990年に登場し、実用性重視のパッケージングや欧州仕込みの走りで高く評価され、その造りは2代目へ受け継がれていった。

 しかし3代目ではプラットフォームから刷新し、周囲も驚くようなデザインで登場したのだ。

 ボディバリエーションは2代目と同じくセダンとワゴンを設定。ボンネット先端を伸ばして左右二分割にしたフロントグリルやアーチ状のキャビンなど、どこを見ても斬新で、ワゴンはバックドアを強く傾斜させてエレガントかつスポーティなシルエットに仕立てている。

 インテリアもエクステリアに負けず劣らずで、インパネからドアトリムにつながる連続性のあるデザインが超個性的。3連メーター、モニター、スイッチ類を中央にまとめることで、あらゆる情報を乗員全員が共有できるようにしたという。

 また、ワゴンはセダンよりも110mm全長が長く、そのぶんはリアオーバーハングにあてられているためラゲッジスペースも十分。

 エンジンは、従来の1.8リッター/2リッターの他に、2.5リッターを新搭載。さらに、デビュー8カ月後には可変バルブタイミング機構付きの2リッター直4が6MTとともに搭載され、代々受け継がれてきたスポーティなキャラが復活したのである。

 見た目が個性的過ぎるため、好き嫌いが分かれるのはやむなし。しかし、軽量高剛性ボディやフロントマルチリンクサスによる走りなどを含め、もっと高く評価されていいのではないだろうか。

次ページは : 「見た目だけじゃなくワゴンとしての機能性も追求」 ホンダ・アコードワゴン(4代目)

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