半自動運転機能を無料で搭載することを発表し、自動車業界の度肝を抜いたBYDだが、今度はクルマにドローンを搭載するという。ルーフ部分にドローンを格納し、そこから離発着を行えるという「地球防衛軍」的なロマン装備だ!!
※本稿は2025年3月のものです
文:角田伸幸/写真:SkyDrive ほか
初出:『ベストカー』2025年4月26日号
まるでサンダーバード!? クルマの屋根からドローン発進!
半自動運転を無料搭載して話題をよぶBYDだが、休む間もなく次の手を発表した。まさかの「ドローンカー」だ。
このクルマ、車体の屋根にドローンを格納するドームがあり、格納中はドローンの充電ができる。ここからドローンの離発着もできるうえ、フォローモードを使えばクルマとドローンが並走することも可能。しかもドローンが撮影する動画や画像は、車載ディスプレイで確認することまでできるのだ。
BYDが手を組んだのは、ドローンの世界最大手DJI。両社は2024年春、仰望(ヤンワン)の高級SUV「U8」に小型ドローン「マビック3」を搭載するコラボを行ったものの、車両価格が2000万円超もして現実味に欠けた。
今回は違う。仰望に加えて方程豹(ファンツェンバオ)やBYDの海洋/王朝シリーズにも搭載車種を設定するというから、庶民にも手が届きそうだ。
搭載キットの価格は1万6000元(約33万円)というから、豪華なオプションという感じ。自動車ローンに組み込めてしまう点もうれしい。日本でも発売されれば楽しいかも!
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