トヨタの新エンジンによるハイブリッド化が最有力!!
トヨタは2024年5月、スバル、マツダと共同で発表した「マルチパスウェイ戦略」のなかで、新開発の1.5L直4 NA、1.5L直4ターボ、さらに2.0L直4ターボを披露した。これらは電動ユニットとの組み合わせを前提に設計されてているもので、ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車はもちろん、将来的には水素燃焼、e-fuel、バイオ燃料など多様な代替燃料にも対応可能だとされている。
現行GR86に搭載する2.4L水平対向は、最高出力235ps・最大トルク250Nmを発揮する。次期GR86が現行同等の車両質量(1200~1300kg)で設計されるとすれば、同等以上のパフォーマンスを確保するには、新型1.5Lターボエンジン、あるいは新型2.0Lターボエンジンが候補となるが、なかでも最高出力300ps級を発揮できるという新型2.0Lターボこそが、次期GR86のパワーユニットに採用されるエンジンとして最有力だと考えられる。
この新型エンジンは、ショートストローク化によってエンジン本体の全高および体積を約10%削減することができるそうなので、スポーツカーに不可欠な低いボンネット高も実現可能なほか、車両全体の軽量化や、運動性能や燃費性能の向上にも寄与してくれる。GR86/BRZにぴったりなエンジンだ。
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パワートレインがハイブリッドへ移行したとしても、GR86/BRZは従来以上に「運転する楽しさ」を追求した国産スポーツカーであり続けるはずだ。
2027年~2028年に登場するならば、今秋開催予定のジャパンモビリティショー2025で、次期GR86/次期BRZのコンセプトカー、あるいはプロトタイプが初披露となる可能性がある。小型FRスポーツの未来を象徴する存在として、どのような次なる姿をみせてくれるのか、大いに期待したい!!
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コメント
コメントの使い方水平対向がスポーツカーらしさの象徴?
サスやラックピニオンとの干渉によりエンジンをミッドに置けず、前後配分が理想と離れてしまう分を、重心の低さで補おうというのが86BRZです
しかし高出力化対応やターボ付けたら、その重心低さまで失ってしまうのが水平対向
ラインナップの大半のボクサーは、スポーツではなく滑らかさや振動少を長所とするエンジンです
メーカーの誘導と、実物を伝えるカーメディアは別でなくては
現実的な販売価格って制約をかけるとハイブリッドユニットを使った楽しいスポ車なんて作れるわけない。