10月にも30℃超え予想!! ヘッドライトや内装パーツも「暑さ」と「日差し対策」を! 今から出来るケアってなに?

10月にも30℃超え予想!! ヘッドライトや内装パーツも「暑さ」と「日差し対策」を! 今から出来るケアってなに?

 夏の強い日差しがクルマの塗装を痛めつけている。しかし、夏の酷暑や直射日光は外側の塗装だけでなく、ヘッドライトや内装にまで影響を及ぼしている。ここでは、クルマの外装塗装以外の部分のケアについてご紹介する。

※本稿は2025年8月のものです
文:鈴木伸一(整備士の資格をもつメカニックライター)/写真:ベストカー編集部、AdobeStock(トップ画像=qunamax@AdobeStock)
初出:『ベストカー』2025年9月26日号

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夏の酷暑&直射日光は塗装以外にもダメージを!

夏の炎天下では車内温度が70℃を超えることもある。紫外線が直撃する本革のステアリングなども劣化しやすいのでケアが必要
夏の炎天下では車内温度が70℃を超えることもある。紫外線が直撃する本革のステアリングなども劣化しやすいのでケアが必要

 樹脂製が一般的となったヘッドライトのレンズは、年数が経過すると表面が黄ばんでくる。紫外線に曝されることでレンズ表面に施されたコーティング被膜が経年劣化するからだ。

 この経年劣化で生じるヘッドライトの「黄ばみ」や「白濁」はレンズ表面の劣化したコーティング被膜を削り落とせば解消し、透明度が復活する。

 ただし、表面コーティングを磨き落とした面は無防備状態。そのままではすぐに曇ってくるため、ガラス系コーティング剤等の保護剤を塗布する必要がある。

 また、保護成分の効果は持って数カ月。定期的な研磨や保護剤の塗布といったケアが必要となるので注意したい。

 また、古くなった輪ゴムは弾力がなくなり、伸びきってしまう。これの原因は大気中のオゾンや酸素、紫外線等によって引き起こされる「経年劣化」で、紫外線が強くなる夏場、屋外に放置されるクルマへの影響は大。

 ホディ各部には輪ゴムと同様にゴム素材や樹脂パーツ類が多用されているからで、何の対策もせずに放っておけば確実に寿命を縮めることになる。

 インテリアにもゴムや樹脂パーツが多用されており紫外線は車内にも容赦なく降り注ぐ。そして、本革のステアリングやシートをも劣化させるため、長持ちさせようと思ったら劣化を防止する保守が重要となる。

 ゴム・樹脂パーツは汚れを落してからアーマオールなどの浸透性保護剤を、本革シートなどは皮革専用クリームでケアしておきたい。

●主な対策費用
・ヘッドライトクリーナー:約2000円
・浸透性保護剤:約600円

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