めざせ即納! 納車待ちなしで妥協もしない本命級「代用カー」4選

「唯一無二の存在も伝統のブランドでカバーする」トヨタ・ランクル300 → クライスラージープ・グランドチェロキー(先代)

目指せ即納! 納車待ちを回避する妥協なしの本命級「代用カー」4選
4代目にあたる先代モデルは、7本縦型スロットグリルや台形のフェンダーアーチなど、伝統的なディテールを受け継ぎながらモダンに進化。2014年と2017年にマイナーチェンジを行った

 発売前からの多くの予約もあり、最大で5年の納期とも言われていたランクル300。

 登場から4年以上経ってもそうした状況は大きく変わっておらず、いまだにデリバリーは滞ったまま。メーカーとしても現在は注文を停止している状況だ(ガソリン車)。

 しかし、高いステータス性と圧倒的なオフロード性能を持つランクル300は唯一無二の存在で、代わりとなるようなクルマはそうそうない。

 とはいえ、注文もできない状態では不都合も多い。そこで、代わりとして先代グランドチェロキーを推したい。

 伝統のブランドだし、ジープ譲りのオフロード性能は昨今のクロスオーバーSUVや都会派SUVとは一線を画すもの。ランクル300よりひと回り小さいもののジープブランドのトップモデルだし、先代なら手頃な相場で手も出しやすいはずだ。

 2011年に日本へ導入された先代は、新開発3.6リッターV6エンジン(後にV8も追加)やジープ初のエアサスのほか、副変速機付きフルタイム4WDシステム「クォドラトラックII」を採用。加えて、スロットルやトラクションコントロール、サスペンションなどを統合制御する「セレクテレインシステム」も搭載された。

 もちろん、高い質感や上級感はフラッグシップならではだし、洗練されたデザインもイマドキのSUVといった感じだ。

 そんな先代は、100万円前後から見つけることが可能。もちろん、年式や走行距離を限定すれば相場は上がるが、2017年のマイナーチェンジ以降のモデルでも300万円強あれば狙える。

 ランクル300は中古車も出回っているが相場は高騰。一時期よりは落ち着いたとはいえ、新車価格の1.5倍程度に考えておかないといけない。それならば、いっそのこと目先を変えてみるのもいいのではないだろうか。

「本格派のミニマムSUVだって代用カーがある」スズキ・ジムニー → ダイハツ・テリオスキッド

目指せ即納! 納車待ちを回避する妥協なしの本命級「代用カー」4選
登録車のテリオスをベースに、軽自動車規格に合わせたテリオスキッド。標準グレードの他にエアロパーツ装着のエアロダウンおよびカスタムを用意。2000年と2006年にエクステリアの小変更が行われた

 オンリーワンのキャラクターで引く手あまたのジムニー。その人気は登録車のノマドがデビューしても変わらず、納期は半年とも1年とも言われている。それほどジムニーが手に入らないのであれば、テリオスキッドはどうだろう。 

 年式はずいぶんと古くなってしまうが、そのポテンシャルは侮れない。ボディはモノコックにラダーフレームを組み合わせたビルトインラダーフレーム式で、エンジンを縦置きに搭載してセンターデフロック付きのフルタイム4WDシステムを採用。

 こうした本格的なメカニズムとともに大径タイヤを装着することで、高い悪路走破性を実現したのだ。また、全車直3ターボエンジンを搭載し(インタークーラー有/無)、パワフルな走りも可能にする。

 そして、クラスで唯一の5ドアモデルということが大きな魅力。ライバルのジムニーやパジェロミニが3ドアのため、これが大きなアドバンテージになっているのだ。実際、降雪地域で見かけることも多く、日常の足としての人気も高い。

 流石に生産終了から10年以上経っているため、中古車の物件数は減少している。とはいえ探すのに困るほど少ないわけではないし、4WDの割合も高い(FRもあり)。価格帯も10万〜80万円台と幅広いので、予算に合った物件を選ぶことができるだろう。

 ちなみに、SUVでありながらエアロを装着したりローダウンされたエアロダウンやカスタム系が多いのも特徴。

 年式が少々古いのが難点だが、手もとに来るまで時間がかかるジムニーよりも、手軽な予算ですぐに乗れるテリオスキッドを狙うのはアリ。案外とそのキャラにハマってしまうかも!?

【画像ギャラリー】待たなくても大満足の「代用カー」(12枚)画像ギャラリー

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