GW渋滞で立ち往生!? 長距離ドライブ前に必ずチェックすべき”5つのこと”解説

GW渋滞で立ち往生!? 長距離ドライブ前に必ずチェックすべき”5つのこと”解説

 ゴールデンウィークが近づいてきた。家族を乗せて帰省する人、友人と遠出する人、久しぶりのロングドライブを楽しみにしている人も多いだろう。だが、毎年GWには必ずといっていいほど、高速道路上での車両トラブルが急増する。JAF(日本自動車連盟)のデータによれば、大型連休中の出動件数は通常週と比べて1.5倍以上に膨れ上がる年もある。渋滞の中でエンジンが止まる、タイヤがバーストする——そんな最悪の事態を未然に防ぐのに必要なのは、特別な知識でも高価な工具でもない。出発前の「10分間」だ。今回は「これだけやっておけば大丈夫」という5つのチェックポイントを、具体的な確認方法とともに解説する。そもそも出発前点検(日常点検)は、道路運送車両法第47条の2に基づき、すべての自動車ユーザーに義務付けられている。今回の解説は「公道でクルマを運転するうえで、法令違反にならない最低限の義務」と心得ましょう。

文:ベストカーWeb、画像:AdobeStock

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① タイヤ:「なんとなく大丈夫」は一番危ない

 長距離走行で最もトラブルが多いのがタイヤだ。JAFの調査では、高速道路でのロードサービス出動原因の第1位は長年にわたり「タイヤのパンク・バースト・エア漏れ」が占めている。

 まず確認したいのが空気圧だ。タイヤの空気は自然に抜けていくため、3か月も乗り続けていれば適正値より10〜20kPaほど低下していることは珍しくない。空気圧が低い状態で高速を走ると、タイヤがたわんで熱を持ち、最悪の場合バーストする。適正空気圧はドア開口部のステッカーか、給油口の内側に記載されている。ガソリンスタンドで無料で調整できるので、出発前に必ず立ち寄ろう。

計測器(タイヤゲージ/エアゲージ)を車載しておきたいが、有人スタンドで借りることもできる。エアゲージはカー用品店だと簡易タイプで1000円程度、高いもので3000円くらい
計測器(タイヤゲージ/エアゲージ)を車載しておきたいが、有人スタンドで借りることもできる。エアゲージはカー用品店だと簡易タイプで1000円程度、高いもので3000円くらい

 次に溝の深さ。タイヤの溝に彫り込まれた「スリップサイン(▲マークの延長線上にある盛り上がり)」がトレッド面と同じ高さになっていたら即交換が必要だ。新品タイヤの溝は約8mm、スリップサインが出るのは残り1.6mmの時点。雨の高速道路でこの状態は非常に危険で、ハイドロプレーニング現象が起きやすくなる。5円玉を垂直にタイヤの溝に差し込んで、「五」の文字の三画目の横線部分が見えたら残り溝は約4mm、「五」の文字ギリギリ隠れないくらいだと残り1.6mm以内なので即交換、と覚えておこう。

 ひび割れや異物の刺さりも目視で確認しておきたい。特にサイドウォール(タイヤの側面)のひび割れは、内部のワイヤーが劣化しているサインで、突然のバーストにつながる。

  • □ 空気圧が適正値内か(給油時に確認)
  • □ スリップサインが出ていないか
  • □ サイドウォールにひび割れがないか
  • □ 異物(釘・石など)が刺さっていないか

【推奨チェック&交換サイクル】
・空気圧チェック:月1回 or 給油のたび
・タイヤローテーション:5,000〜10,000kmごと
・タイヤ交換(摩耗):スリップサイン露出時(溝残り1.6mm)
・タイヤ交換(経年劣化):製造から5〜6年、使用から3〜5年が目安(ひび割れがあれば問答無用で交換)

② エンジンオイル:量よりも「色」と「粘り」を見ろ

 エンジンオイルはエンジンの血液だ。不足していても、劣化していても、エンジンにとってはどちらも致命傷になりかねない。

 確認は簡単で、エンジンを止めて5分待った後、ボンネットを開けてオイルゲージ(細長い棒状のもの)を引き抜く。ウエスで一度拭いてから再度差し込み、引き抜いた時の油面を見る。MIN〜MAXの間にあればOKだ。

 量だけでなくオイルの色も確認しよう。新品は透明感のある琥珀色だが、真っ黒でドロドロしている場合は交換時期を大幅に過ぎている可能性が高い。ゲージについたオイルをティッシュに垂らして確認するのが手っ取り早い方法だ。

車検時に交換代をケチると、愛車の寿命が縮んで結局のところ損する代表格がエンジンオイル
車検時に交換代をケチると、愛車の寿命が縮んで結局のところ損する代表格がエンジンオイル

 一般的なオイル交換の目安は「5000〜1万km、または半年〜1年」とされるが、ターボ車や走行距離の多いクルマはより短いサイクルが推奨される。GW前の長距離走行を機に、思い切って交換してしまうのが最も確実だ。

  • □ オイル量がMIN〜MAXの間にあるか
  • □ オイルが真っ黒・ドロドロになっていないか
  • □ 前回の交換から5000km以上走っていないか

【推奨チェック&交換サイクル】
・交換サイクル:5,000〜10,000km、または半年〜1年のどちらか早いほう
・ターボ車・スポーツ走行が多い場合:3,000〜5,000kmごとが推奨
・オイルフィルター:オイル交換2回に1回が目安

次ページは : ③ ワイパー:拭き筋が出るなら「すでに限界」

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