日産の「初代リーフ」は比較的お手頃価格で手に入れられるBEVのパイオニア
走行中にCO2などの排出ガスを一切出さないゼロ・エミッション車として時代を先取りしたリーフ。
2010年12月に発売されたリーフは最適に配置されたリチウムイオンバッテリー、高性能モーターや高度な制御技術によって、力強く滑らかな加速性能、優れた静粛性と乗り心地、高い操縦安定性など、それまでにない運転感覚を実現した。
また、EV専用車として設計・デザインを行うことで大人5人がゆったりと乗ることができる室内空間とユーザーのニーズを満たす200kmの航続距離(JC08モード)も達成。
ちなみに、航続可能距離は2012年に228km、2015年には30kWhバッテリーの搭載によって300kmまで向上している。
走りのほうもバッテリーパックを車体中央床下に配置して優れた重量バランスと低重心を実現したことで、ドライバーの操作にリニアに反応する軽快なハンドリングも特徴のひとつであった。
加えて、先進的なITシステムを搭載することで携帯電話からリモート操作を行えるようにするなど、オーナーとクルマがつながるというまったく新しい価値も提供。
“技術の日産”を象徴する1台でもあったリーフだけに評価もきわめて高く、2011-2012日本カー・オブ・ザ・イヤーをはじめ、2012年次RJCカーオブザイヤー、2011-2012日本自動車殿堂カーオブザイヤー、欧州カー・オブ・ザ・イヤー2011、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー2011を受賞。
それだけにセールス的にも決して低迷していたわけではなく、2013年9月末(発売開始から3年9カ月)時点での日本市場における販売累計台数は3万台を超えていた。
現在の中古車市場におけるタマ数は決して多くはないものの少なくもなく、60万円前後の平均価格で推移している。
ロータリーエンジンを搭載しながらもRX-7にはなれなかったマツダの「RX-8」の憂鬱
2002年8月、24年間続いたRX-7の歴史が幕を閉じた。
1967年5月に発売されたコスモスポーツの伝統を受け継ぎ、唯一無二のロータリーエンジンを搭載し続けてきたRX-7の生産終了はマツダファンやRX-7ファンのみならず、すべてのスポーツカーファンに大きな衝撃を与えた。
しかし、2003年4月に朗報がもたらされる。
というのも、吸排気ポートをローターハウジングのサイド面に集約して環境性能と動力性能を高い次元で両立した新型ロータリーエンジンを搭載したRX-8が2003年4月に登場。
すると、たちまち2004 RJCカーオブザイヤー、2003-2004日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞(Most Fun)、2003~2004 JAHFA最優秀自動車開発者賞、2003年度グッドデザイン賞、イギリスのエンジン技術専門誌「エンジン・テクノロジー・インターナショナル」が主催するインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー2003など、国内外で高い評価を獲得。
多くのファンも「ロータリーエンジンを搭載したピュアスポーツに再び乗ることができる」と期待に胸を膨らませた。
しかし、“ロータリーエンジン・ベスト・ピュア・スポーツカー”としての車生をまっとうしたRX-7に対して、RX-7の後継車と目されたRX-8は画期的なフリースタイルドアで大人4人の乗員空間を確保しながらスポーツカーらしい独創的なスタイリングを実現したスペシャルティカーとしての側面が強いモデルであった。
約10年間に及んだ国内での累計販売台数も約5万台にとどまり、その期待の大きさとは裏腹に特に晩年はセールス面で苦戦を強いられた。
そんなRX-8ではあるが、マツダ最後の駆動用ロータリーエンジン搭載車という付加価値を考えれば、現在の100万円前後という中古車平均価格はかなりリーズナブルといえるのではないだろうか。
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