国内自動車メーカーの販売の主軸はすでに海外に移っている。だが、そんな中でも各社が国内ユーザーに向け、「日本のためのクルマ」を精力的に作ってくれている。ここではホンダが作る日本のためのクルマトップ5を選んでみた。
※本稿は2026年5月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年6月10日号
ホンダの日本貢献車トップ5
日本は道幅が狭く、クルマの税額は高い。そこでボディやエンジン排気量が小さく、税額も安い軽自動車が人気だ。2025年度には、新車販売される四輪車の37%を占めた。
日本のためのホンダ車も、軽自動車のN-BOXが1位だ。国内販売台数の1位でもある。2WDの全高は1790mmと高く、ホイールベースは軽自動車で最長だ。車内も軽乗用車で最大級なので自転車も積める。水平基調の外観も見栄えがいい。日本に適した商品力で大人気だ。
2位はフィット。売れ筋グレードの全長は4m以下で、全高も立体駐車場を使える高さに抑えた。この寸法に収まる日本車では、フィットの車内が一番広い。燃料タンクは前席の下に設置され、後席を格納すると広い荷室になる。
内装も上質で、ハイブリッドのe:HEVはノイズが少ない。日本向けのサイズと価格で、ミドルサイズカー並みの満足感を得られる。
じつは実用性の高いクルマが多い!?
3位はフリード。コンパクトミニバンでも外観は立派で、3列目もサイズのわりに広い。ホンダ車では販売台数がN-BOXの次に多い。
4位はヴェゼル。全長が4400mm以下のSUVで、混雑した街中でも使いやすく、後席はCR-V並みに広い。内装も上質で日本の使用環境に適する。
なお、軽自動車+フィット+フリード+ヴェゼルの販売台数を合計すると、国内で売られるホンダ車の80%に達する。このままではホンダのブランドイメージが「小さくて背の高い安価な実用車のメーカー」になる。
その流れを止める意味もあり、クーペのプレリュードを復活させた。日本におけるホンダのブランドイメージを救うには不可欠の車種だ。
●ホンダの国内ユーザーへの貢献度:★★★☆☆
国内市場に適した車種が多いが、ブランド力が低下した。全車にRSを設定すべきだ。
●主な日本専売車……N-BOX、N-WGN、N-ONE、N-VAN、N-VAN e:、ステップワゴン、フリード























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