シフトノブに手を置きっぱなしにしてない? MT全盛期にはありえなかった愛車のNG操作5選!

無理な2速発進を多用する

シフトノブに手を置きっぱなしにしてない? MT車に長く乗ってる人がやらないNG操作
乗用車での2速発進は半クラッチの時間が長くなり、クラッチ板を激しく摩耗させてしまう。発進は1速で行うのが基本

 実は過去、筆者も愛車のMT車で2速発進を多用していた。

 以前所有していた軽トラは、1速で発進するとエンジンの回転上昇があまりに早く、すぐに2速にしないとスピードが上がらなかった。停止状態からの合流などではヒヤヒヤするほど。

 よって、こんな理由で2速発進を多用するMT車乗りは意外と多い。

 しかし、軽トラやトラックなどの貨物車は、荷物を積んだ時の高い駆動力や加速力をしっかり引き出すためにあえて1速がかなりローギアード(低速側の設定)となっているため、荷物を積んでいない状態の貨物車では2速発進する人のほうが多いくらいだ。

 しかし、この2速発進、特に乗用車では注意が必要。

 2速発進時に意識して半クラを使わないといけないほどなら、そもそも1速はそれほどローギアードの設定になっていない。

 「シフトチェンジが面倒」「スピードの伸びを重視」するのが理由の無理な2速発進は、クラッチ板の摩耗をただ早めるだけの行為である。

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半クラの状態でシフトチェンジ

シフトノブに手を置きっぱなしにしてない? MT車に長く乗ってる人がやらないNG操作
半クラでのシフト操作は動力が完全に切れず、ミッション内部のシンクロ機構に過度な負担をかける。ギア鳴りやパーツの異常摩耗を招き、重大なミッション故障の原因になる

 クラッチペダルは奥に踏み込むほどにエンジン回転と駆動力を確実に切り離してシフトチェンジを可能にするが、しっかり奥まで踏み込まなくてもシフトチェンジは行える構造。

 クルマのトランスミッション内のギアは、シフトノブで選択したギア以外はエンジン回転に合わせて空転している。

 トランスミッション内のギアは常に噛み合っているため、次のギアにシフトする場合は回転数を合わせてあげないとスムーズにシフトできない。そして、この回転数を合わせる重要パーツがシンクロナイザーリングだ。

 シンクロナイザーリングは、ギア同士の回転差を摩擦によって小さくし、スムーズなシフトチェンジを助ける役割を担っているが、エンジン回転をまったく合わせずにシフトしたり、クラッチを完全に切らないままシフトするとシンクロナイザーリングの歯は摩耗・破損してしまう。

 シフト時に「ガリガリガリ……」などの異音が頻繁に発生する場合は、このシンクロナイザーリングの摩耗・破損が考えられ、高額出費必須!

 よって、シンクロナイザーリング破損の原因ともなる半クラの状態でのシフトチェンジは今すぐやめたほうがいい。

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