トヨタといえば20年前はカローラ! でも今は… ガラッと変わった国産8社 主力車の変遷

■軽スーパーハイトワゴンの新ジャンルを確立 ダイハツ 主力車の変遷

 ダイハツは1995年夏に「ムーヴ」を発売し、軽自動車のハイトワゴン市場に打って出た。1998年には新規格に生まれ変わり、安全性能を大幅に高めるとともに機能性と走りも磨いている。それまでダイハツの主力は「ミラ」だった。が、この時期から広くて快適なムーヴが主役になっている。

2000年 2代目ムーヴ。ワゴンRと並んで軽ハイトワゴンの代表車種となったムーヴ。1998年登場の2代目も人気モデルとなった

 このムーヴのお株を奪ったのがスーパーハイトワゴンの先駆車となった「タント」だ。初代は子育て世代のママのハートをつかんだ。これを発展させた2代目は、左側のピラーを取り去ったミラクルオープンドアを採用し、利便性をさらに高めている。初代の弱点だった大きなロールも解消し、操縦安定性を向上させた。

 2020年のダイハツのエースも「タント」である。2019年夏に登場した4代目はキャビンの快適性と利便性をさらに高め、走りの質感と実用燃費にもメスを入れた。また、充実した安全装備も自慢のひとつ。

2010年2代目タント。2003年に軽スーパーハイトワゴンのパイオニアとなるタントが誕生。2007年登場の2代目も主力車になった
2020年 3代目タント。現在もダイハツで一番売れているのがタント。ホンダN-BOXとのし烈な販売競争を展開している

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