酷暑で要注意!! 夏のトラブルNO.1 バッテリーを長持ちさせる重大要素5選

バッテリーの寿命を縮める原因は?

エアコンをガンガンかけてオーディオやドラレコなどを普段かなり使う人は気を付けた方がよさそうだ
エアコンをガンガンかけてオーディオやドラレコなどを普段かなり使う人は気を付けた方がよさそうだ

 ここで改めて、自分の愛車のバッテリーがよく上がってしまう、そんな人は以下のような、バッテリーの寿命を縮めることを行っていないだろうか?

 自分は普段クルマに乗っていないので、バッテリーを使っていないという人がいるかもしれない。

 しかし、これは大きな間違い。クルマに乗っていないと、バッテリーは放電しっぱなしになるのだ。

●バッテリーの寿命を縮めるクルマの使い方
■1日に何度もセルモーターを使っている(放電過多)
■夜間しかクルマを使わない(充電不足)
■雨天時しかクルマを使用しない(放電過多)
■消費電力の大きな電装品を装着している(放電過多)
■いつも渋滞路を走行している(充電不足)
■ハイパワーなカーオーディオを付けている(放電過多)
■1度に走行する距離が少ない(充電不足)
■たまにしかクルマを使用しない(充電不足)
■規定より容量の小さいバッテリーを付けている(容量不足)

バッテリーが寿命を迎える前兆とは?

オルタネーターも重要だ。オルタネーターが故障するとバッテリーの充電ができないため、セルモーターを回すことができず、エンジンを始動することができなくなってしまう
オルタネーターも重要だ。オルタネーターが故障するとバッテリーの充電ができないため、セルモーターを回すことができず、エンジンを始動することができなくなってしまう

 一般的にバッテリーの寿命は2〜3年と言われているが、週末しか運転しないクルマや、毎日ちょい乗りしかしないクルマ、エンジンを頻繁に切ったり動かしたりしてるクルマは寿命が1年くらいになる場合もある。

 逆にストップ&ゴーが少なく、毎日長距離を走るクルマはバッテリーの寿命は4~6年に延びる場合もある。

 もし、愛車から、バッテリーが寿命を迎える前の前兆として、以下のようなことがあれば、交換時期として考えてほしい。

●バッテリーが寿命を迎える前兆とは?
■エンジン始動時のセルモーター音が鈍くなってくる
■ウィンドウの動きが重い
■ヘッドライトが暗い
■バッテリー本体が膨張する
■バッテリー液がよく減る
■バッテリー上面にバッテリー液が漏れている
■バッテリーターミナル端子に粉が付いている

 エンジンを始動する際、キーを回した時に聞こえる「キュルキュルキュル」という音が聞こえた場合、これはバッテリーが劣化してくると出るセルモーター音で、これはバッテリーに元気がなくなってきた証拠。

 また、ウィンドウを開閉した時の動作が重くなったり、ヘッドライトが暗くなる場合も注意が必要。

 最後にバッテリーターミナル端子。ここに白く粉が吹いたように付着していればバッテリーの寿命が近い証拠。また、エアコンの使いすぎなどでもこの粉がつく事があるそうなので注意が必要だ。

バッテリーを長持ちさせるコツとは?

 最後にバッテリーを長持ちさせたいなら以下のことを守ってほしい。

やはり日頃のバッテリーチェックが欠かせない
やはり日頃のバッテリーチェックが欠かせない

1/時々バッテリー液の状態をチェックする
 口を酸っぱくするほど繰り返して説明しているが、時々バッテリー液の状態をチェックするようにしよう。1ヵ月に1回など期間を決めて定期的にチェックしたほうがいいだろう。

 それさえも面倒くさいという人はディーラーやガソリンスタンドなどでバッテリーを真夏と真冬が来る前にチェックしてもらおう。

2/30分~1時間程度は運転する
 ちょい乗りや短距離の通勤での利用が多いという方は、週1回あるいは2週に1回の機会に、最低でも30分以上の走行をしたほうがいい。信号での一時停止がない、高速道路を使ったロングドライブなどならさらにいいだろう。

3/エンジン始動時、停止時にエアコンの使い方をひと工夫
 エアコンの使い方をひと工夫すること。エンジン始動時にエアコンを消しておくこと、そして目的地に到着する少し前にエアコン切っておくことだ。

 バッテリーは始動時(クランキング中)にたくさん電力を消費するが、エアコンをつけているだけで負担増になるため、純粋にエンジン始動だけに電気を使わせる。

 また目的地に到着する少し前にエアコンをオフにするのは、バッテリー充電量を増やすことにつながる。オルタネーターで作られた電気の多くをバッテリー充電に回すことで、フル充電状態でエンジン停止することができるからだ。

4/電装品が多いならバッテリー容量も大きくする
 エアコンやライト類のほかに、大出力のカーオーディオ、ナビ、ドライブレコーダーなどを搭載し、しかもかなり使う人、スマホの充電を頻繁にする人は容量の大きいバッテリーに載せ換えるのも、バッテリーを長持ちさせるコツだ。

5/バッテリー上がりを起こさない
 バッテリー上がりを起こしてバッテリーの電力が失われてしまうと、回復させるためにバッテリーに大きな負荷がかかり、結果的にバッテリーの寿命が短くなる。ヘッドランプの消し忘れやルームランプの点けっぱなしに注意。

 ちなみに、バッテリーを十分に充電するために必要なエンジンの回転数は、2000~3000rpmだが、アイドリング時のエンジン回転数は1000rpm以下。

 だから、エンジンがかかっていても、クルマを停めてアイドリング状態でいるときにはほとんど充電がされないというのを頭に入れておきたい。。

 軽く考えがちなバッテリートラブルだが、JAFの出動回数がダントツの年間1位、これから迎える6~8月も堂々の1位(いずれも2019年)と、甘く見る人が多いので、夏を迎える前にぜひ愛車のバッテリーをチェックしてほしい。

もしもバッテリーが上がったら(JAFのホームページ)

【画像ギャラリー】バッテリーの規格と保証期間、バッテリーを疲弊させるモノの消費電力をチェック!

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