街の遊撃手も登場!
●ジェミニ
クルマそのものの魅力もさることながら、TVCMのインパクトのある映像とキャッチコピーで話題と人気を集めたのが2代目ジェミニだ。
初代ジェミニが登場したのが1974年で、ベレットの後継車種という位置づけだったために、当初は「ベレットジェミニ」の車名が用いられていた。
2代目ジェミニは1985年にリリースされるが、駆動方式が初代のFRからFFに変更されたことを示すことを目的に「FFジェミニ」という車名になった。
1987年にはビッグマイナーチェンジを実施、ルックスが変わると同時に「FF」のサブネームも外された。
2代目ジェミニが一躍注目を集めるようになったのが1985年から放映されたTVCMだった。
複数台のジェミニがフランス・パリの街中でアクロバット走行を披露するCM映像は、現代のようなCGではなくすべて実車で行われ、まさにキャッチコピーの「街の遊撃手」を映像化してみせた。
2代目ジェミニには、ドイツのイルムシャー社が足回りのチューニングを施し、高性能エンジンを搭載するイルムシャーモデルも登場している。
なお、「街の遊撃手」CMシリーズは好評で、3代目ジェミニの1991年まで継続して制作・放映された。
●ピアッツァ
117クーペの後継車種として1981年に発売されたのがピアッツァだ。
イタリア語で「広場」の意味を持つ車名のピアッツァは、ボディデザインを117クーペと同じジウジアーロが担当し、空力性能に優れたウェッジシェイプのフォルムが特徴的。
駆動方式はFRで、2リッター直4タイプを搭載するとともに、世界初のメモリー式チルトステアリング、クイックアジャスト機構付無段階調整式マルチコントロールシートやセミリトラクタブルヘッドランプ、デジタルメーター、サテライトスイッチなど先進的な機能が盛り込まれていた。
初代ピアッツァにはジェミニ同様にイルムシャーモデルが用意され、さらに当時提携していたイギリスの名門・ロータス社がチューニングを行った「ハンドリングバイロータス」バージョンも発売された。
ピアッツァは1991年に2代目が登場するものの、本来は北米向けに開発された3代目ジェミニの派生車種をベースにするモデルであり、初代とは大きく性格の異なるクルマになった。
意欲的なAT搭載モデルもラインナップ
●アスカ
いすゞの自社開発乗用車では末期のモデルになるのが初代アスカ。
1983年に登場したアスカ自体はオーソドックスな4ドアセダンであり、特にスポーツ志向の強いクルマではないが、イルムシャーモデルもラインナップされていて、1984年には革新的なAT(オートマチックトランスミッション)のNAVi5搭載仕様も登場している。
NAVi5はそれまでのATとは異なり、MT(マニュアルトランスミッション)車と同じクラッチ&変速機構を電子制御するというもの。
通常のAT車に比べて駆動ロスが少ないことが特色のひとつであり、この時代では珍しいクルーズコントロール機能も設けられていた。
しかし、コストに見合うだけの性能優位性を発揮できず、その後は数車種に採用されたのみでNAVi5の生産は終了している。
1990年に販売が開始された2代目アスカはスバル レガシィのOEM車両になり、3&4代目はホンダ アコードがOEM供給された。
【画像ギャラリー】「ベレG」からF1エンジンまで!! いすゞの底力を見よ!(17枚)画像ギャラリー



















コメント
コメントの使い方