N-BOX タント スペーシア 軽自動車販売台数トップ10の良し悪し

■5位 スズキ/マツダ ハスラー/フレアクロスオーバー(4753台)

ヒットした初代から今年1月にバトンタッチ。キープコンセプトのようだが、違う点も多々

◎推せるところ……個性的なシルエットはさらにデザインが進化して健在。マイルドハイブリッドでNAもターボも燃費と走りを進化。ターボはモーターアシストのブーストアップによる加速が楽しめる。新プラットフォーム採用で車高に合わせたサスペンションが乗り心地と静粛性をアップ。オプションだが、9インチのタッチディスプレーが直感的操作で、走行中でも容易にモード変更可能。ヒルディセントやスノーモードも採用されている。

×考え込んでしまうところ……車線逸脱アラートはあるがLKA(レーンキーピングアシスト)ではない。

・価格帯:136.5万〜174.6万円

■6位 ホンダ N-WGN(4681台)

昨年7月にFMCされた現行型は2代目で、軽ハイトモデルのなかでも有数の実力車

◎推せるところ……走行中のロードノイズを含めて室内静粛性が高い。横転予防のためにストロークさせず硬めのサスペンションが多い軽自動車のなかで程いいホイールストロークを実現して乗り心地がよく、路面からの外乱(凸凹路面)に対して安定した走行姿勢を維持する。ACC(アダプティブクルーズコントロール)+LKA(車線内中央維持)などのADAS(運転支援機能)を装備し、その制御も上質なものを採用している。

×考え込んでしまうところ……センタータンクレイアウトゆえ乗り込み時のステップ高が若干高い。

・価格帯:129.8万〜182.7万円

■7位 スズキ/マツダ ワゴンR/フレア(4033台)

初代は軽ハイトモデルを確立したパイオニアで、現行型は2017年に登場した6代目

◎推せるところ……ハーテクトと呼ばれる新プラットフォームの採用により、ボディ剛性がアップ。これによるサスペンションのきめ細かな動きが乗り心地とハンドリングの両立を達成している。マイルドハイブリッドシステムによる燃費のよさ。さらにモーターがアシストする加速感。停止状態からブレーキを離した時にEVモードのモーターでのクリープを行って発進に繋げて燃費を節約する。

×考え込んでしまうところ……電動アシストはバッテリーの充電量が豊富な時で、このような状態は稀だ。

・価格帯:109.8万〜177.6万円

■8位 ダイハツ/スバル ムーヴ/ステラ(3782台)

ダイハツのワゴンR対抗モデルで、現行は2014年登場の6代目でクラス最古参

◎推せるところ……走りがいい。軽量高剛性のDモノコックボディ、Dサスペンションの採用でハンドリングが大幅に進化している。フロントサスは1人乗りでバンプストッピングラバーまで15mmほどの余裕があり、ステアするとそこでロールが抑えられダイレクト感のある操舵フィール。ブレーキも応答性がよく踏力コントロールによる加減が良好。

×考え込んでしまうところ……ドラポジが見直されたがハイトアジャスターで上げるとペダルに当たる位置がズレてしまう。

・価格帯:113.3万〜178.2万円

■9位 ダイハツ ムーヴキャンバス(3427台)

現行型ムーヴをベースとする派生モデルで、OEMモデルが存在しない車種

◎推せるところ……フロントはタント、両側スライドドアレールはウェイク、後部フロアはムーヴを使ったいいとこ取り。30代未婚女性親同居世代をターゲットというマーケティングが素晴らしい。サイズアップしたフリクションコントロールダンパーにより乗り心地がいい。置きラクボックスという後部座席を利用したバスケットモードは使い勝手がいい。4カメによるパノラマモニターは駐車が安心。

×考え込んでしまうところ……ターゲットを未婚、子育て終了、親同居女性としているが、限定しなくてもいいクルマ。

・価格帯:127.6万〜171.0万円

次ページは : ■10位 日産 デイズ(2951台)

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