最新車は必要なし? HVでもやったほうがいい?? これで決着「慣らし運転」論争


結論:必ずしもやる必要はないが愛車を長持ちさせたいなら行った方がいい

結局、新車の慣らし運転は行った方がいいのか? それとも慣らし運転をしなくても、クルマに影響が出ないのだろうか?

 それに慣らし運転はエンジンや駆動系だけに用いられるものではない。サスペンションのダンパーなどもシェルケースのオイルシールやダンパーピストンのシールは、新車時にいきなり激しい動きをさせれば、それだけ寿命は短くなる。

 オイルシールも最初は締め付けがきつく、減衰が大きい印象を受けるが、そこで無理をさせるとゴム分子の結合がブチブチと切れて、オイルシールの寿命を縮めてしまうことになる。

 このあたりは新車特有のフィールの硬さを味わうようなオーナーの場合、むしろ逆に考えるかもしれない。

 新車時ならではの硬さ、渋さを味わうことを楽しみと感じるオーナーも存在するのだ。

 それとは別に、新車の硬さが徐々に抜けて、本来のフィーリングを長く味わいたいと思うようなオーナーは、慣らし運転をしっかりと行なって、その後のメンテナンスも充分に施すことをお薦めする。

 結局、自己満足と言われてしまえばそうなのかもしれないが、それを言えばクルマを購入する時の車種選択や日々の運転、メンテナンスの全てに当てはまる。

 どこまでこだわるかは、結局そのオーナー次第で、満足感も人それぞれなのだ。

 新車で購入し、3年、5年の残価設定ローンやメンテナンスパックを利用し、それが終われば買い替えるようなカーライフであれば、慣らし運転をする必要性は薄い。慣らし運転をしたから下取り価格が上がる訳ではないからだ。

 愛車を大事にして自分の理想へと仕上げる気持ちがあるなら、慣らし運転をキッチリと行なうだけでなく、その後の乗り方やメンテナンスでも、クルマと対話しながら丁寧に扱ってやることだ。これが本来のクルマ趣味ではないだろうか。

 結論は、必ずしも慣らし運転をやる必要はないが、愛車をいたわり、長持ちさたいなら行ったほうがいい、としたい。

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