新型フェアレディZに感じる歴代モデルへのリスペクトとは!?


■5代目 Z33(2002~2008年)

 ゴーン社長の号令によって2年ぶりに復活を果たしたZは、Zの雰囲気を残しつつ、前後オーバーハングを大幅に切り詰め、運動性能が高そうなスポーツカーフォルムに生まれ変わったが、全体としてはどこかパンチが弱く、中途半端だった。前澤義雄氏は、こう評している。

2000年にZ32型が生産終了して以来、約2年ぶりの復活となったZ33型。初代を彷彿とさせるロングノーズ・ショートデッキデザインで原点回帰を果たした

「初代Zのノーズが低く伸びやかなのは、フロントに長いオーバーハングがあったからだ。同じプロポーションをショートオーバーハングでやろうとするから、こうなる。前が分厚くて、鈍重なイメージだ。絶対評価として、カッコいいとは言えない」

■6代目 Z34(2008年~)

 先代のホイールベースを100mm切り詰め、全長は短く全幅は広くなり、さらに本格派のスポーツカーフォルムに進化。前澤さんは、「本当はこれくらいのサイズのZが作りたかった」と肯定しつつ、「GTカーのデザインのまま、コンパクトで機敏なスポーツカーに仕立てたことで、ただドロッとした感じになり、みすぼらしく見える」と、スタイリングは酷評した。

2008年登場の6代目(現行型)フェアレディZ。2019年夏には生誕50周年を迎え特別限定車も発売した

 ヘッドライトやテールランプの形状は、無意味にツンツンしたブーメラン型で、初代のシンプルなディテールとは大きくかけ離れていた。前澤氏はこれについても、「切り絵の切れっぱしのようで、ただ浮いている」とバッサリ。

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