全車僅か3年足らずで消滅!! 記憶に残る超短命車 5選

■ルーフがついてもロードスター? 当時唯一の国産スポーツクーペ

●マツダ ロードスタークーペ(2003年10月〜2004年4月)

ロードスターは元々幌を持つ2ドアの自動車の意味だが、ルーフを被せてしまったマツダ ロードスタークーペ。改めて見ると現行のロードスターRFに似ていなくもない
ロードスターは元々幌を持つ2ドアの自動車の意味だが、ルーフを被せてしまったマツダ ロードスタークーペ。改めて見ると現行のロードスターRFに似ていなくもない

 1998年1月に登場した2代目ロードスターをベースに、ルーフを被せ、粋なスポーツクーペに仕立てたのが「ロードスタークーペ」だ。エクステリアはCピラーを寝かせたことにより伸びやかで、躍動感を増している。

 「クーペ」と「タイプS」は、ロードスターと同じ顔付きだが、限定発売の「タイプA」と「タイプE」は専用のフロントマスクを採用。

 「タイプE」は、カフェレーサー風の顔が目を引く。インテリアもしゃれたムードだ。ベースモデルは1.6Lの直列4気筒DOHCエンジンをだが、他の3グレードは1.8Lエンジンだった。5速と6速MTのほか。4速ATも選べる。

 マツダの子会社であるマツダE&Tの開発技術を使って設計され、生産された。ボディ剛性は高かったし、重量増加も10kgほどに抑え込んでいたから走りは軽快だ。ボディカラーも美しい。

 当時は5ナンバー唯一の国産スポーツクーペだったが、注目度は今一歩だった。ミニバンやクロスオーバーSUVが持てはやされている時代だったからだ。価格も少し割高に感じたし、ロードスター自体もモデル末期になっていたから販売は低空飛行を続けている。意欲作だっただけに残念な結果に終わった。

【画像ギャラリー】ロードスタークーペのタイプ別顔くらべも! 記録より記憶に残る超短命車を写真で見る

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