■ライトウェイトスポーツの生き残り。それもまた個性
2位にはマツダロードスターを選びました。
ロードスターは、言うまでもなくライトウェイトスポーツカーを現代に蘇らせた立役者。ハードトップオープンのRFとソフトトップのスタンダードという2本立てもまたユニークです。
現行のND型は原点回帰を模索したピュアスポーツカーです。受け継がれたコンセプトからは初代の偉大さもひしひしと伝わってくる。
日本にロードスターがあってよかった。心からそう思います。
■変態的!? 国産車1位は個性溢れるミドシップ S660
そして1位にはホンダのKスポーツカーを選びました。
なんといってもこのサイズのミドシップスポーツカーを専用車台で造ってしまうというメーカーの心意気に、まずは敬意を表します。
凝った設計のアルミニウムボディは、できればスケルトンボディを被せてあげたいほどに美しい。
Kカーが大半を占める日本だからこそ誕生したユニークさ極まるスポーツカー。一等にふさわしい存在だと思います。
■輸入車編。まずはランボルギーニの史上最高傑作
日本車に限定しても、個性極まるクルマを5台選ぶのは難しかった。輸入車ともなればそれが国の数だけあるわけで、選んで5台に絞ることが難しい。
一応ランキングにしましたけれど、感覚的にはベスト5だと思ってください。
まずはランボルギーニのアヴェンタドール。
このクルマのユニークさを挙げるとキリがないかも。
世界で唯一残った自然吸気の大排気量12気筒エンジン搭載のミドシップ2シータースーパーカーで、累計販売台数はなんと1万台。
正に規格外のユニークさです。
スーパーカーファンなら誰もが納得のスタイルに秘めたパフォーマンスの素晴らしさ。ランボルギーニ史上の最高傑作だと呼ばれる所以です。
■長く愛される それも個性
同じくイタリアのフィアット500もユニーク。
否、パッケージ的には単なる小型のFFで、ユニークさなどカケラもないし、レトロモダンなスタイルにしても他に例がないというわけじゃない。
でもね、デビュー以来、これほど長く愛され続けているという、言ってみればユーザー側の熱烈な支持がユニークと言うべきです。飽きられることなくいまだに売れ続けている。2007年のデビューですよ!
おまけにフィアットで売れてるクルマといえば、もう500だけと言ってもいい。アバルト仕様を含めて、このベスト&ロングセラーぶりが個性的と言っていいでしょう。
3位はジープラングラーです。
戦後民生化で始まった軍用車のシビリアン・ジープのテイストを、90年近く経った今なお感じることができるなんて、奇跡というほかない。
ラングラー人気はSUVに今再び、骨太ブームを生み出しました。影響力の大きな、そして本格的なオフ性能を持つ価値の変わらない一台です。
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