レヴォーグ カローラツーリング BMW… 長距離も快適な優良GTワゴン 5選

■ワゴンらしからぬキュートなデザイン

●トヨタ カローラツーリング

世界で愛されるカローラのワゴン版であるカローラツーリング。ゴツゴツし過ぎない親しみやすいデザインだ。全長×全幅×全高:4495×1745×1460(mm) エンジン:1.8L直列4気筒【98ps/14.5kgm】
世界で愛されるカローラのワゴン版であるカローラツーリング。ゴツゴツし過ぎない親しみやすいデザインだ。全長×全幅×全高:4495×1745×1460(mm) エンジン:1.8L直列4気筒【98ps/14.5kgm】

 世界中にファンを持つCセグメントのコンパクトカーがカローラだ。長い間、5ナンバーの小型車枠を守り通してきたが、最新モデルはプラットフォームを一新し、全幅を広げて3ナンバー車に生まれ変わった。が、海外向けのカローラより全幅を狭め、日本の狭い道で持て余さない大きさとしている。

 ワゴンは現行モデルでは「ツーリング」を名乗り、デザインも若々しい。後席に人が座るとラゲッジルームは並みの広さだ。が、後席を前に倒せば荷室容量は400L以上増え、1.8m級の長尺モノも難なく積み込める。それでいてワゴンらしからぬキュートなデザインなのがいい。

 パワーユニットは1.8Lの直列4気筒DOHCを2種類、そして1.2Lのターボエンジンも用意。ターボは変速が楽しい6速MTとの組み合わせだ。1.8Lモデルは、軽快なパワーフィーリングのガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドがある。

 ガソリンエンジン搭載車は実用燃費こそそれなりだが、リーズナブルな価格設定だ。しかもプラットフォームは最新だから気持ちいいハンドリングを楽しめる。ハイブリッド車は優れた燃費と静粛性に代表される快適性能が高い。

 最新モデルはハイブリッド車特有のかったるい加速フィールが影を潜め、ただのエコカーに終わっていないから、カローラツーリングの大半を占めている。先進安全装備も最新のものが付いているからオススメ度は高い。

■大きな車格だが扱いやすいマツダのフラッグシップ

●マツダ6ワゴンXD

マツダのフラッグシップであるマツダ6。荷室も走りも車格も、なにもかも大人の余裕を感じさせる。全長×全幅×全高:4805×1840×1480(mm) エンジン:2.0L直列4気筒DOHC【115ps/20.3kgm】
マツダのフラッグシップであるマツダ6。荷室も走りも車格も、なにもかも大人の余裕を感じさせる。全長×全幅×全高:4805×1840×1480(mm) エンジン:2.0L直列4気筒DOHC【115ps/20.3kgm】

 マツダの頂点に立つフラッグシップが、マツダ6(旧アテンザ)だ。国際基準だからボディは堂々たる大きさで、遠くからでも風格を感じさせる。セダンをベースに開発されたワゴンは、ホイールベースが80㎜短いし、全長も短くした。だから扱いやすさではセダンの一歩上を行く。

 それでもキャビンとラゲッジルームは広く、荷室容量はセダンをしのぐ506ℓを確保している。6:4分割可倒式シートを畳めば荷室は広大だ。かさばる荷物も積みやすい。ルーフレールも重宝する。

 アテンザとマツダ6は別物だ。フルモデルチェンジ並みの改良を行い、走りの実力を大幅に高めた。

 パワーユニットの主役は2.2Lの直列4気筒DOHC直噴ディーゼルターボである。きめ細かい改良により、性能を高め、快適性も向上した。最大トルクは4Lクラスのガソリン車を上回っている。

 レスポンスは鋭いし、実用域トルクも厚みを増した。荷物をたくさん積んでも気持ちいい加速、というか痛快な加速を見せつける。

 最新モデルは静粛性も大きく向上した。2.5Lのガソリンエンジンも楽しい。特にターボ仕様はレギュラーガソリンを使いながら本気で加速すると爽快な速さだ。

 自慢のハンドリングは軽やかで、狙ったラインに無理なく乗せることができる。アテンザの時代から数えると登場から8年になるが、走りの実力も非凡だ。

 輸入ワゴンの購入を検討している人は、一見の価値がある使い勝手のいいワゴンである。

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