レヴォーグ カローラツーリング BMW… 長距離も快適な優良GTワゴン 5選

■最新版では洗練された走りが楽しめる!

●BMW 3シリーズツーリング

新世代プラットフォームの採用で剛性が増し、結果として走行ラインの安定につながったBMW 3シリーズツーリング。全長×全幅×全高:4715x1825x1470(mm) エンジン:2.0L直列4気筒DOHC【156ps/25.5kgm】
新世代プラットフォームの採用で剛性が増し、結果として走行ラインの安定につながったBMW 3シリーズツーリング。全長×全幅×全高:4715x1825x1470(mm) エンジン:2.0L直列4気筒DOHC【156ps/25.5kgm】

 BMWの日本での主役は、ジャストサイズの3シリーズである。2019年早々に新型の3シリーズが導入され、9月にはワゴンの「ツーリング」を追加した。新世代プラットフォームを採用し、剛性感たっぷりのボディはさらに強靭になっている。

 その結果、スポーツカーのように正確なハンドリングを身につけ、運転するのが楽しい。初期モデルでは精度に物足りなさを感じたが、最新モデルは走りの洗練度を高め、気持ちいい走りに磨きがかかった。

 ツーリングもバリエーションは豊富だ。ボトムとして新たに加わった318iツーリングは軽快なハンドリングと快適性の妥協点が高く、タイヤを上手に履きこなしている。2Lの直列4気筒DOHCガソリンターボも必要にして充分な動力性能だ。もう少し余裕を、というなら上級モデルの320iを選べばいい。

 また、4WDと組み合わせた2ℓの直噴ディーゼルターボはパンチのある加速を見せ、ハンドリングも落ち着いている。

 刺激的な走りに加え、最先端の運転支援システムなど、革新的なソリューションも充実しているから、ドライバーだけでなく同乗者も楽しい。ワゴンとしての実力も高く、滑り止め付きのラゲッジルームや2ウェイテールゲートなどは重宝する。

■積極的な電動化で環境保全も万全!

●ボルボ V60

ワゴン文化のけん引役を担うボルボ。そのボルボの主役となるV60。全長×全幅×全高:4760x1850x1435(mm) エンジン:2.0L直列4気筒DOHC【197ps/30.6kgm】
ワゴン文化のけん引役を担うボルボ。そのボルボの主役となるV60。全長×全幅×全高:4760x1850x1435(mm) エンジン:2.0L直列4気筒DOHC【197ps/30.6kgm】

 ボルボは早い時期からステーションワゴンを発売し、ワゴン文化をけん引。世界中でボルボの主役となっているプレミアムワゴンがV60である。現行モデルは2代目で、2018年秋に第2世代に生まれ変わった。ボディサイズは大きいが、伸びやかなシルエットはボルボらしさが全面から感じ取れる。

 また、環境保全の観点から積極的に電動化に取り組み、ディーゼルの開発は打ち切った。現在の主役は2ℓの直列4気筒DOHCガソリンターボで、上級モデルはこれにスーパーチャージャーとモーターを加えた「ツインエンジン」を名乗るT6とT8だ。

 フルタイム4WDと組み合わせ、2019年にはプラグインハイブリッドのボトムとなるV60T6ツインエンジンAWDモメンタムを投入し、魅力を広げている。

 ターボにスーパーチャージャーの組み合わせ、そしてモーターアシストも加わっているから応答レスポンスは鋭いし、全域にわたって吹き上がりも軽やかだ。1000回転台から力強くトルクが立ち上がり、2000回転を超えるとパンチ力が増してくる。

 加速はいいし、追い越しも余裕でこなす。滑るように上質な加速も特筆できるところだ。静粛性も高く、高速クルージングを得意とする。しかもハンドリングは軽やかで、ボディの大きさを意識させない。乗り心地も上質だ。もちろん、ワゴンとしての実力も一級で、かさばる荷物も一気に飲み込む。

【画像ギャラリー】走りと使い勝手を両立した大人のGTカー……厳選の優良ワゴンを写真で見る

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